大阪の人は本当にたこ焼きが好きなの? 関西出身者たちに聞いてみると…
大阪名物のたこ焼きは、地元の人からどれほど愛されているのか?
全国的に名物と知られているものは観光客向けで、地元の人は食べないものも多い。大阪名物のたこ焼きも、同じことが当てはまるのだろうか。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の地元が関西の男女287名に「名物について」の調査を実施。
「たこ焼きが大好きだ」と答えた人は、全体で70.4%。多くの人が、たこ焼きを普段から食べているようだ。
■おやつにもおつまみにも
年代別では、20代以外の年代で7割を超えている。
年を重ねるほどに、地元への愛着が増すのかも。
「粉もんは大阪の文化だけど、中でもたこ焼きは象徴的なものだと思う。おやつにもおつまみにもなるし。大阪では、食事でもたこ焼きを食べる家庭があるくらい」(40代・男性)
■たこ焼きに思い入れがない若い世代
若い人の一部には、たこ焼きにそこまで思い入れがないとの意見もある。
「たまに食べるけど、そこまで美味しいものではないと思う。いわゆるB級グルメなので、わざわざ観光に来た人が行列に並んでまで買う意味がわからない。
味もお店によって、そこまで変わるものじゃない気がするし…」(20代・女性)
好きだけど、あまりこだわりはないとの声も。
「以前サービス業をしていたときにお客さんから、『地元の人だけがひっそりと集うようなたこ焼き屋』を教えて欲しいと言われて困ったことがある。
そこまでこだわりを持ってたこ焼きを食べている人は、大阪にそれほどいないと思う。おばちゃんが近所の人を相手にしているところはあるけど、おすすめとは言い難いし…」(20代・男性)
■大阪が誇る文化
大阪自体に思い入れの強い人は、やはりたこ焼きへの情熱は強い。
「大阪のほとんどの家庭に、たこ焼き器があるのは本当。うちも休みの日に家族で、たこ焼きを作って食べることがある。大阪らしい休日の過ごし方だし、なにより家族が喜ぶ」(30代・男性)
観光客が喜ぶ文化があるのも、大阪が誇れるところだ。
「お笑いなど多くの文化がある上に、たこ焼きなど食も強い。最近ではすっかり外国人観光客が多くなったけど、世界に大阪の魅力が伝わるのは嬉しい」(30代・女性)
大阪にいる若い人たちも、年を重ねるうちにたこ焼きにこだわりが出てくるのかも。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の地元が関西の男女287名 (有効回答数)