親切心かバカにしてるのか? アンジャッシュのコント「演出」に疑問の声

アンジャッシュのコントに添えられた「親切なテロップ」に、疑問の声が上がっている。

親切心なのか、バカにしているのか。果たして真相は。24日に日本テレビ系で放送された『エンタの神様』で、人気コンビ・アンジャッシュの披露したコントに対し、疑問の声が上がっている。

コントの内容そのものについてではない。問題視されているのは、「放送のされ方」についてだった。

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■過剰な説明がコントの価値を落とした?

アンジャッシュは、児嶋一哉と渡部建によるお笑いコンビ。ちょっとした認識の相違が解消されないまま、かみ合わないはずの会話がなぜか成り立ってしまう「勘違いコント」を得意としている。

この日の放送でオンエアされたのも、そんな彼らの黄金パターンで構成されたコントだった。

舞台は病院。児嶋演じる患者が、渡部演じる医師と女性看護師との日常会話を漏れ聞いてしまい、それを検査の結果だと思い込んでしまうという内容だ。その「認識のズレ」を、観客が想像することで笑いを生むネタである。

ところがオンエアでは、シーンごとに懇切丁寧なテロップが表示されていた。「今は児嶋がこういう勘違いをしているシーンですよ」とわざわざ説明してくれていたのである。

この演出に違和感を感じた視聴者は少なくなかったようだ。「テロップ入れすぎ」「面白さが半減する」「視聴者バカにしすぎ」といった意見がネットをにぎわせた。

制作側からすれば「この面白さが視聴者に伝わらないともったいない」というような親切心だったのかもしれないが、「余計なお世話」だと感じた人は、大きな不満を持ったようだ。

観客の「想像する楽しみ」を奪ったとも言える演出だけに、その不満はもっともなものだと言える。

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■「偏差値40の人にも理解できるように」という「教え」

この件で思い出されるのは、2017年1月にネットを騒がせた、人気ブロガー・はあちゅう氏による1件のツイートだ。

要は「客を全員バカだと思え」という哲学である。テレビ番組とCMという畑の違いはあれど、今回の「演出」にも似たような心理が働いていたのでは? と勘繰りたくなるところ。

仮にアンジャッシュの2人が自ら「テロップを入れてください」と局に頼んでいたのだとすれば、もちろん話は違ってくる。が、もし演者の意向でないとするならば、コントの価値をおとしめる「愚策」であったと言えるのではないだろうか。

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■ところであの女性は誰?

ここで少し話はズレるが、コントに登場した女性に対しても「あれ誰?」という疑問が多数上がっていた。

https://twitter.com/Zaku_Ro2811/status/977510388399988737

https://twitter.com/_789xyz__xx/status/977510493953736705

何かと謎の多かった今回のアンジャッシュ。思いがけず世間を騒がせてしまったことだけは、紛れもない事実だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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