世も末か! 未来のJリーガーが「クラブからの貸与品」をメルカリ出品
Jリーグ・徳島ヴォルティスの育成組織に所属する3選手が、クラブからの貸与品をメルカリに出品していたことが分かった。
2018/03/24 17:30
これも時代か。未来を嘱望されるプロサッカー選手予備軍が、スマホ時代ならではの「若気の至り」を犯してしまった。
Jリーグ・徳島ヴォルティスは24日、育成組織所属の3選手がクラブからの貸与品をフリマアプリ『メルカリ』に出品していたとして、公式サイトに謝罪文を掲載した。
■先輩の練習着やユニフォームを出品
クラブによると、育成組織の選手には慣例としてトップチームの選手が使用した練習着やユニフォームなどを貸与・譲渡していたという。
これらの物品に対し、「貸与か譲渡かの認識があいまいとなったクラブの管理体制の不足」があったとしている。
常識的に考えれば、たとえそれが譲渡されたものであったとしても、出品が許されるようなものではない。尊敬すべきトップチームの選手が使っていた「お古」は、若手の選手にとっては宝物にも等しいものであるはずだ。
徳島は該当の3選手に対し、「個人面談による再発防止の指導等」および「20日間の清掃活動などの奉仕活動」を課すとしている。
■若者のメルカリへの敷居は低い
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のメルカリを利用したことがある男女211名に「メルカリの利用について」の調査を実施。「欲しいものはまずメルカリで探すほうだ」と答えた人は、全体で35.1%となった。
年代別のグラフを見ると、若い人ほどメルカリに親しんでいることが一目瞭然だ。特に20代では、ほぼ半数に迫る43.4%に上った。
前述の3選手は10代であると思われるため、今回の調査の対象外とはなるものの、そういった「今どきの若者」なのであろうことは容易に推測できる。
■ファンからは厳しい声
この事案を受け、徳島のサポーターを始めとするサッカーファンからは「意識低すぎ」「もう昇格できないな」などの厳しい意見が寄せられている。
徳島の子、メルカリに出品して将来を棒に振るとか勿体ない。
そもそも貰ったものだと思ってたから出品しましたって時点でどうかと思うけど、そこはもう家庭教育の範疇でもあるしクラブとしてはしゃーない案件やな。— とみ (@tooomiiii) March 24, 2018
徳島のユースのメルカリの話。クラブの発表をそのまま受けとると、ユースの選手に「貸与」したものは売っちゃダメだけど、「譲渡」したものは好きにしていいという認識ってこと? そりゃまぁ、論理的にはそうなんだろうけど……
— たかピンク@P.P.No.8 (@pinkprisoner8) March 24, 2018
徳島ユースの選手がクラブの用品をメルカリで売却か…意識低すぎだろ。
— アトモス (@tdmskz) March 24, 2018
現実問題として、この件が原因でトップチームへ昇格する可能性がなくなったのかどうかは、現時点では定かではない。クラブが実名を公表していないのも、選手の未来を考慮してのことかもしれない。
将来的に「あれは若気の至りだった」と笑い話にできるくらいのスター選手に育ってくれることを願うばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代〜60代のメルカリを利用したことがある男女211名(有効回答数)