まるでアニメ! PCオタクとカープ女子が甲子園へ導く滋賀・膳所高校の「好プレー」

春のセンバツ甲子園大会出場を果たした滋賀・膳所高校が話題になっている。

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(Ingram Publishing/Thinkstock)

第90回記念選抜高校野球大会が23日、開幕した。4月4日に行われる決勝戦まで、約2週間にわたって高校球児たちの熱い戦いが繰り広げられる。

注目は、21世紀枠での出場となった滋賀・膳所(ぜぜ)高校だ。偏差値76を誇る、超が付くほどの進学校でありながら、59年ぶりにセンバツ出場を果たした。「文武両道」を体現する名門校と言っていいだろう。


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■野球経験ゼロの野球部員が大活躍

話題を集めているのは、進学校ならではの「データ班」の存在だ。野球経験のない2名の部員を擁し、対戦校のデータを徹底的に戦術へと反映。相手打者によって大胆に守備シフトを変更するなど、思いきった作戦で躍進した。

そんなデータ班の一員、2年生の野津風太さんは筋金入りのPCオタク。野球部員でありながら野球には全く興味がないというが、対戦相手の打球方向や角度を精密に解析する専用アプリを自作し、今や野球部に欠かせない重要な「戦力」となっている。

もう1人は、女子部員の高見遥香さん(2年生)。データ入力などを担当し、開会式ではプラカード持ちにも抜てきされた。プロ野球・広島東洋カープの大ファンだそうで、いわゆる「カープ女子」だ。

野津さんと高見さん、野球未経験の2人が効果的にデータをまとめ、センバツ出場に貢献した。

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■ネットでは「アニメかよ」の声も

野球に興味のないPCオタクと、プレー経験のないカープ女子が、野球部を甲子園出場へと導く。このドラマチックなストーリーに、ネット上では称賛の声が相次いでいる。

「まさに文武両道」「ユニフォームがカッコいい」といった意見が目立つ中、「深夜アニメかよ」といった声も。

https://twitter.com/takeiteasy1024/status/977044084828225536

確かに、深夜アニメやライトノベルで扱われていても不思議ではない題材。膳所高校は、過去の甲子園大会では全て初戦敗退に終わっている。新しく手に入れた「データ」を武器に、歴史的1勝を飾ることができるのか、注目だ。

膳所高校の初戦は24日第3試合で、石川・日本航空石川高校と対戦する。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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