給料日前に突然節約をする人たち 「計画性がない」と批判の声も
給料日前だけ節約をする人がいるが、はたして意味があるのか。
「給料日前だから…」との理由で節約を始める人がいるが、貯蓄があればそのような悩みとは無縁のはず。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女666名を対象に調査を実施。「給料日前は節約をする」と答えた人は、全体で35.4%。給料日前に金欠になっている人は、やはり一定数いるのだ。
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■計画性がないので給料日前が厳しく
性年代別では、60代女性が突出している。
「財布の紐は女性が握る」との風潮が今よりも強い時代を経験しているので、給料日はさらに神経質になるのかも。他の年代では、男女間でも年代でも大きな差はない。
「給料日が来たところで、前回よりも大幅に振り込まれているわけではない。それなのに、なぜ給料日前だけ焦るのかがわからない」(40代・女性)
お金の管理が苦手な人が、給料日前に焦るようだ。
「給料日前になると、銀行の残高がかなり危うい状態に…。ひもじい思いをしながら、なんとか過ごして給料日を迎えることがほとんど。自分でも、計画性がないなと思う」(20代・男性)
■給料日前に節約しない人には二つのタイプが
給料日前でも節約をしない人は、二つのタイプに分かれる。一つ目は、給料日前でもお金に困らない人だ。
「節約なんて、ほとんど考えていない。収入は多いほうではないけど、あまり物欲がないのでお金に困ることは少ないし。気づけば貯金があるって感じだから、会社の同期が給料日に金欠で困っている気持ちが理解できない」(30代・男性)
もう一つのタイプは、常にお金に困っている人である。
「収入が少ないので、常に節約を意識している。給料日だからといって、豪遊なんてすることはない。そんなことをしても、後で自分が困るだけなので…」(30代・女性)
■お金がないのに散財する女性
収入別では、年収300万円未満が一番多くなっている。
やはり収入が少なくなるほど、給料日前は厳しい状況に置かれることが多いのだ。
「贅沢をしているわけではないけど、毎月、給料日前にはピンチが訪れる。お金の心配がない状況を、一度くらい経験をしたい」(30代・男性)
まじめにしていてもお金がない人がいる一方で、収入が少なくても散財をする人も。
「会社の後輩は、ファッションやコスメなどへの散財が激しい。私よりも給料は少ないはずだから、最初は家がお金持ちなのかなと思っていた。
しかし、ただの浪費家なだけで、リボ払いの限度額ギリギリまで使っているそう。かなり心配になるけど、本人は散財をやめる気配がないからね…」(20代・女性)
お金の心配から開放をされたいと思っている人が大半だろうが、なかなか上手くいかないのがもどかしいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の有職者男女666名 (有効回答数)