「不条理な死」に勝利し赦される「クソ素晴らしい」結末 『アンナチュラル』に喝采
「赤い金魚事件」の全貌が明らかに…! 勝利と平穏をつかみ取るラストに、インターネット上では「クソ素晴らしい」と絶賛の声があがる
■所長の決断、中堂が殺人を犯す…?!
ミコトは悩み抜いた末、「嘘の鑑定書は出せない」と決断するが、ミコトより先に神倉が真実の鑑定書を烏田に手渡す。法医学者としてのミコトの将来を危惧しての彼の独断によるものだった。
そんな中、「娘は中堂に殺された」と思い込んでいた夕希子の父(国広富之)が高瀬の存在を知り、中堂に謝りたいとUDIを訪れる。しかし、ミコトが嘘の鑑定書を出さないと踏んでいた中堂は、UDIへの辞表を用意したうえで宍戸の元へ向かっていた。
毒物を注射して宍戸をゆすり、殺人の証拠をあぶり出そうとする中堂。宍戸は苦痛に耐えかねて高瀬が被害者の口に押し込んだ玩具のボールを差し出すが、薬液によって被害者の痕跡は消されてしまう。
「解毒剤」と偽って宍戸に毒物を飲ませることに成功したところで、ミコトと久部が到着。ミコトは…
「不条理な事件に巻き込まれた人間が、自分の人生を手放して、同じように不条理なことをしてしまったら負けなんじゃないんですか? 中堂さんが負けるのなんて見たくないんです」
と、中堂を説得。ミコトの言葉を受け、中堂はそっと本当の解毒剤を手渡し、宍戸は一命を取り留めた。
■ミコトの言葉の重みに反響
ミコトは、一家無理心中の生き残りであり、「母親に殺されそうになった」壮絶な過去を持つ。中堂はミコトの過去については深く知らないものの、彼女が選んだ言葉の重みと、「勝ちに行く」ことを選んだ中堂に反響が広がる。
https://twitter.com/saku_ra8/status/974649037587587072
中堂さんの何がよかったって、結局は解毒剤を持っていてミコトに差し出すところ。単純な人殺しにはなれないんだよ根がそんな人じゃない#アンナチュラル
— イオ (@62_eoh) March 16, 2018
証拠も破壊され中堂さんがクソ野郎を手にかけた罪を背負うなんてそんなの嫌だ… #アンナチュラル
— トンカチ (@tonka_chi) March 16, 2018
「殺人遊戯」の回に続き、改めて「復讐」の虚しさを訴えかけられる。