車はもはや贅沢品か? バブルと氷河期世代で大きな感覚差が
持たない人が増えた車は、もはや贅沢品の扱いなのだろうか?
若者が車を持たなくなったと言われ、随分と月日が経った。もはや人々にとって、車は贅沢品なのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。「車は贅沢品だと思う」と答えた人は、全体で40.0%と一定数いることが判明したのだ。
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■バブル世代と氷河期世代の意識差
40代以下では4割以上もの人が、車を贅沢品と考えている。
バブル世代と氷河期世代で、考え方に差があるもよう。
「僕らの世代は、就職をして車を買うのが大人への第一歩って感じだった。女の子を口説くにも、車が必須ってくらいの空気があったし。
社会状況がかなり変化しているから、今の若い子たちに『車を買え』って押し付ける老害的な発言はしないようにしているけど…」(50代・男性)
自動車をがんばって購入しても、高額の維持費が必要になる。若い世代には、それが負担に感じるようだ。
「車自体はローンでなんとか購入をしたとしても、維持費がかなりかかる。ガソリンだって安くない。ローンと維持費が毎月出ていくとなると、かなり生活が苦しくなってしまう」(30代・男性)
■電車移動のデートを女性はどう思うか
ドライブデートは定番でもあるが、車を持たない男性とのデートを女性はどう思っているのだろうか。
「駅で待ち合わせてデートとか、なんだか学生みたいで…。毎回とは言わないけど、大人っぽいデートの場合には、車で迎えに来て欲しい」(30代・女性)
一方で、電車移動でも気にしない女性もいる。
「私が車にそれほど興味がないから、男性がどんな車に乗っているかはどうでもいい。軽自動車かどうかでさえ、よくわからないし。電車移動のデートも、全然ありだと思う。一緒にお酒も飲めるしね」(20代・女性)
■地方と都市部で意識差なし
都市部では、電車やバスの移動手段が整っている。しかし地方では車がないと、買い物さえも行けないのが現実だ。
しかし、広大な大地の北海道と大都市の東京で比較しても、ほとんど割合が変わらない。移動手段として車が必要な人も多いと思われるが…。
「車は持っているけど、やっぱり高い買い物には違いない。地方だから都市部と比べて収入も低いのに、そこから自動車にかけるお金を捻出するのはけっこうな負担。ただ地方では車は必要不可欠なものだから、誰もが当たり前に購入しているだけ」(30代・男性)
自動車は、安い買い物ではない。たとえ必要に迫られている立場でも、贅沢品だと思いながら所有している人も多いようだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)