無法走行にイライラ! 自転車運転に危険を感じた瞬間3選
危険運転で死亡事故頻発の自転車。危険を感じた瞬間を聞いてみたところ…
昨年11月、神奈川県川崎市で左手にスマホ、右手に飲み物を持ったうえ、耳にイヤフォンをした状態で電動アシスト自転車に乗った20歳の女子大学生が、77歳の女性と衝突。女性は頭を強く打ち、残念ながら死亡してしまう。
加害者の著しく安全意識の低い様子に、衝撃が走った。
■悲惨な事故が繰り返されている状況
今年2月15日、警察は重過失致死罪でこの事故の加害者を書類送検。罪を償うことになるが、同罪の法定刑は「5年以下の懲役もしくは禁固刑または100万円以下の罰金」となっており、「軽すぎる」との指摘も。
この事件以外にも、自転車が絡んだ死亡事故は多々発生。そのたびに、運転者の「安全に対する意識の低さ」が問題視されている。
しかし、現状は免許などの制度はなく、子供でも乗ることができるため、悲惨な事故や危険行為などが日々繰り返されている状況だ。
■自転車に危険を感じたことがある?
しらべぇ編集部が全国の20代から60代の男女1,357名に自転車運転者について意識調査を実施したところ、「危険を感じたことがある」と答えた人は64.3%。
さらに男女別で見ると、男性が56.5%なのに対し、女性は71.9%とかなり高い割合になっているのだ。
いずれにしてもかなり多くの人が、自転車の運転について「危険」を感じたことがある。これは由々しき問題といえるのではないだろうか。
■危険を感じた瞬間3選
実際どのようなときに危険を感じたのか。経験者に聞いてみた。
①逆走
「車に乗っていると、子供を前に座らせた女性の自転車が逆走してこちらに向かってきた。スレスレですれ違ったけど、子供が泣くなどしてバランスを崩したら…。
子供を前に載せて逆走なんて、安全意識が低すぎる。それでも母親かよって叫びたくなりました」(30代・男性)
②青信号で横断歩道を横切り
「自転車も信号に従うものなのに、平気で無視する人間が多い。
とくに危険なのは、信号が青で横断歩道を渡っているにもかかわらず、横切ってくる自転車。ぶつかりそうになったのに、どこ吹く風で逃げていった。最低です」(20代・男性)
③煽ってくる
「歩道を歩いていると、うしろからチリンチリンと鳴らして煽ってくる奴。退く義務はないので無視していたら、『邪魔だ』と怒鳴られた。
交通ルールも知らずに煽るなんて、人として終わっている」(50代・男性)
歩行者、自動車共に危険を感じている自転車。くれぐれも、交通ルールを守った運転をお願いしたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)