春になにか始めたい? 無職からは「取り残された気分になる季節」との声
春は進学や就職で、新しいスタートを切る人も多い季節だ。
進学や就職など、春は物事の始まる季節。そんな空気に乗って、自分もなにか始めようと思っている人もいるだろう。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。
「春になるとなにか始めたくなるほうだ」と答えた人は、全体で29.1%と意外に少ない結果であった。
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■女性にとってはスタートの季節
性年代別では、すべての年代で女性のほうが多い割合になっている。
女性は、季節に敏感なのだろうか。
「今まではなんとなく働いてきたけど、いい年になってきたのでなにかスキルアップができる資格を取りたい。春はスタートの季節だから、そんな気持ちがより一層強くなる」(30代・女性)
新入社員の入社は、若い世代にも刺激になる。
「新入社員が入ってくると、自分も『もっと、がんばらないと』と刺激になる。ただ、この気持ちは持続せず、春限定なのが悲しいところ…」(20代・女性)
■本気でやりたければ季節は関係ない
慎重な女性と違って、男性は後先を考えずに行動をする人も多い。
「あまり深く考えない性格なので、やりたいと思ったらすぐに行動するほう。だから春なんて関係なく、年がら年中、なにか始めている」(20代・男性)
やりたいならば、今すぐ始めればいいとの意見も。
「本気でやりたいのであれば、季節なんか関係ない。思ったそのときにやらなかったものなんて、きっと長続きしないと思う」(30代・男性)
■みんなは変わっていくのに自分は進歩がない
専業主婦(夫)と無職・家事手伝いを比べると、大きな差が見られた。
専業主婦は、自分の時間を有意義に使いたいと考えている。
「空いた時間を、もっと有意義に使いたいなと思う。暖かくなってきたから、ウォーキングとか…」(30代・女性)
無職の場合は、なにか始める以前の問題を抱えている場合も。数年間ひきこもり気味だった男性は、次のように語る。
「まず、なにか始める勇気が出てこない。春は新しいステージに行く人がいっぱいいるのに、自分はなんの進歩もない。そんな現実を突きつけられる季節だから、好きじゃない」(30代・男性)
新しいスタートを切る人の裏で、それを見て不安を抱えてしまう人もいるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)