「野島脚本はやっぱりすごい!」 『彼氏をローンで買いました』主演の真野恵里菜に迫る

野島伸司脚本で真野恵里菜が主演するドラマ『彼氏をローンで買いました』が期待大だ。

■揺れる気持ちのリアル感

真野恵里菜

タイプが異なる男性の間で、気持ちが揺れるストーリーは、視聴者を楽しませてくれそうだ。

真野:多恵は、ローン彼氏としてジュン(横浜流星)を買うんですけど、本命彼氏を捕まえるために猫をかぶっている自分がいつの間にかにストレスを抱えていて、そのストレスをローン彼氏にぶつけるんです。


「本音でぶつかり合える異性がいるんだったら、そっちのほうがいいのに」とも思いますけど、でも、「専業主婦になりたい」という理想があるから、エリート彼氏も諦められず、気持ちが揺れ動いていきます。


生きていくために自分には何が必要か、というリアルな揺れ動きをハラハラしながら見てもらえたら嬉しいです。


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■非現実的な設定が魅力

真野恵里菜

題名にもなっているが、「彼氏をローンで買う」というあり得ない設定。しかし、それこそが単なる恋愛ドラマではく、魅力的な作品に仕立てている。

真野:「ローンで彼氏なんて買わないでしょ」って思いますよね(笑) 月々39,800円の借金を肩代わりするんですけど、実際には知らない人の借金を代わりに払うなんて、絶対あり得ないです。


でも、そんな理解できないシチュエーションこそが、この作品の笑えるポイントになっているんです。結婚がテーマの物語はどうしてもリアル感が出てしまいがちですが、これはリアルなドラマではなくフィクションなので。


この不思議な設定によって、主人公の多恵はいろんなことに気づいていきます。「自分の夢だけじゃやっていけない」「本音をぶつけられる人って大事だな」などなど。


結末はローン彼氏のジュンを選ぶのか、エリート彼氏の俊平を選ぶのか、視聴者のみなさんもきっとハラハラすると思います。私も初めて台本を読んだときに、結末にちょっと驚いた部分もあったりして…。

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