マツコ、国民栄誉賞の連発に「価値が下がった」 苦言に賛否が相次ぐ
『バイキング』にマツコ・デラックスが出演。羽生結弦選手が国民栄誉賞を授与される見込みを受け、国民栄誉賞が乱発される風潮に苦言を呈した。
5日放送の『バイキング』(フジテレビ系)の1000回放送記念のゲストとして、マツコ・デラックス(45)が特別出演。
平昌五輪のフィギュアスケート男子で優勝し、2大会連続で金メダルを獲得した羽生結弦選手(23)に国民栄誉賞を授与する見込みがあることについて、私見を述べた。
■「数が多すぎやしませんか?」
マツコは、羽生選手へ国民栄誉賞が授与される見込みについては「おめでたい話」としつつも、国民栄誉賞が乱発する風潮に「私が若かった頃にくらべると、ちょっと国民栄誉賞の価値は下がったかなっていうのはすごく感じる」とコメント。
さらに、文化勲章に並べられるほど価値が高かったものだとし、故・美空ひばりさんを例に挙げ「お亡くなりになってからじゃないともらえなかったのよ?」と語る。
もしも、羽生が国民栄誉賞を受賞すれば、第2次安倍政権以降で歴代最多の7人目の受賞となるが「それをこんなに連発してしまって、とくに安倍さんは大好きだから、あげるの。ちょっと価値を下げちゃった。『数が多すぎやしませんか?』っていうのは前々から思っておりました」と私見を述べた。
マツコの意見を受け、MCの坂上忍(50)も「僕もそう思いますよ」と賛同した。
■「スポーツの政治利用」を危惧
さらにマツコは、平昌五輪で選手たちが金メダルを獲った際に、安倍首相が電話をかけていたことについても言及。
「あまりにも嬉しくて、思わず『おめでとうが言いたいから電話してくれ』って言うならいいと思うんだけど、金を獲ったときは中継を繋ぐぞ、なわけじゃん? それは国民栄誉賞だけじゃなくて、スポーツの政治利用が過ぎてはないかな」とコメントした。