良い親なのか毒親なのか…教育熱心な親を持つ子供たちの本音3選
教育熱心すぎる親は、子供からどう思われているのだろうか…。
2018/03/01 09:00
「子供を一流の学校に入れたい」と頑張る親は少なくない。子を思うための行動だろうが、勉強を押しつけすぎる姿勢には賛否両論が起こることも…。
熱心な親を持つ子供たちは、どのように思っているのか? しらべぇ取材班は「子供の時、教育熱心な親に育てられていた」という人たちから話を聞いてみた。
①高校や大学で大変な思いをせずにすんで感謝
「中学受験をさせられましたが、受験2年前の小学生5年生からは、テレビや漫画も一切禁止で、友達との遊びもほぼダメでした。
学歴がなにかもまだ理解できない、いちばん遊びたい盛りの時に日々勉強を押しつけられて当時は親が大嫌いでしたね…。
でも早い段階で良い学校へ入れたので、その後の高校や大学受験で大変な思いをしなかったし、大人になった今では感謝しています」(男性・20代)
②幼少期に勉強をさせすぎた反動で問題児に
「両親は、僕が父親と同じ学校に入ることを目標としていて幼稚園と小学校で受験しましたが落選して、中学校でようやく受かりました。
とにかく幼稚園の頃からすべてを受験のための勉強に取られていたので、やっと入学して解放されたことで爆発しちゃって…。
中学・高校でかなり遊びすぎて成績は最下位で、高校では留年…。
幼少期に勉強ばかり押しつけられなかったら、こうはならなかった気がする」(男性・20代)
③教育熱心さに影響を受けて精神的な病気
「母親が教育熱心だったんですが、テストが98点でも『なんで2点が取れないの。この2点で受験に落ちて人生が変わるかもしれないのよ』が口癖でした。
そのためいい学校へは入れましたが、『完璧にしなくては人生失敗だ』という強迫観念がひどく、10代〜20代の頃は精神的な病気になりましたね。
いい学校へ入れて、いい人生を送らせたいという親なりの愛情だったんでしょうが…。
私は、自分の子供にはのびのび育ってほしいなと思いますね」(女性・30代)
■毒親に育てられたと思う人はどれくらい?
しらべぇ取材班が、全国20代~60代の男女1371名に「毒親に育てられたと思うか?」調査したところ、「YES」と回答した人の割合は、全体で16.2%という結果に。
学歴は一生の武器になることもあるため、親としては子供に与えたくなるだろう。
だが、あまりにも勉強ばかり強要しすぎると、大人になった時「毒親に育てられた…」と思われることもあるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1371名