家族の料理の腕前は? 缶詰スープでも「結婚して良かったと思った」妻も

料理上手な家族もいいけれど、下手でもがんばるところに美味しさが…

(carafe/a.collectionRF/Thinkstock)

料理男子の好感度が高いと言われるなど、男性も料理上手がアピールポイントになる時代。また、共働きでの家事分担など、男女共に料理する家庭も少なくない。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「家族の料理の腕前」について、意識調査を実施した。

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■割とみんな合格点?

全体では「ひどい」9.6%と「まあまあひどい」17.4%で、「家族の料理の腕前はダメなほうだ」という人は27.0%と少なめ。

「まあまあ大丈夫」47.2%と「大丈夫」25.8%で「料理の腕前に問題なし」と答えた人は73.0%で、多くの人は家族の作る料理を美味しく食べているようだ。

男女別では

「ひどい」「まあまあひどい」の「家族の料理の腕前はダメなほうだ」の割合が、男性26.3%に対し、女性は27.6%で大差はない。

性別・年代別で見てみると、

30代40代女性が3割をわずかに超えるが、ほとんどの年代で20%台に。

一口に「家族が作る料理」と言っても、生活環境によって親や兄弟である場合や、妻・夫・子供ほかさまざまなケースがあるが、家族が自分のために作ってくれる料理に、合格点をつけているもよう。

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■下手でも嬉しい

実際に「家族の料理の腕前がひどい」という人に、話を聞いた。

「結婚したばかりなのですが、妻の料理は正直上手とは言えません。義母さんは料理上手なのですが、ずっと実家暮らしだったために、ほとんど任せっきりだったようで…。でも、レシピを見ながら一生懸命作ってくれるので、ありがたく食べますよ。


一人暮らしが長かった分、僕のほうが料理は得意だけど『がんばりたい』と言っているし、休日に一緒に料理をするのも楽しい。少しずつ上達して、家族の味を作っていくんだろうな…と思うと、今の失敗も先々振返って楽しい思い出になるんだろうなって」(20代・男性)


「夫は料理が本当に下手で、レトルトが精いっぱい。普段は絶対にやらないんですけど、私が風邪でダウンした時は、一生懸命考えたみたいで缶詰のスープを買ってきて、『俺が一から料理したら、たぶん寝てられないことになるから』って、それを作って子供にもちゃんと食べさせて、片付けもきちんとしてくれて、嬉しかったです。


下手でも、缶詰でも、そういう時にがんばってくれるのが嬉しいし、『今度はおかゆくらい作れるようになりたいから、教えて』とか言ってくれて…。普段はケンカばかりしているけど、この人と結婚して良かったなって思えましたね」(30代・女性)


外食もできるし、出来合いのものを買ってくることも可能だが、上手にできなかったとしても、自分のために作ってくれるその気持ちが、美味しさに繋がっているようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)

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