「人を死なせてまで…」 我が家・坪倉演じた父親の境遇に涙『アンナチュラル』
不当な労働による過労死…? 我が家・坪倉が演じた父親の境遇に、多くの視聴者が涙
『逃げるは恥だが役に立つ』などで知られる、野木亜紀子氏の巧みな脚本が絶賛されている、TBS系ドラマ『アンナチュラル』。
「死因究明」にあたる法医学の世界を題材とした同作。2日放送の第4話では、主人公の法医学解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)が「交通事故」の遺体の解剖に挑む。
そこから浮かび上がった故人の境遇が、インターネット上で波紋を広げている。
■事故死か過労か
ミコトの母で弁護士の夏代(薬師丸ひろ子)は、ミコトにバイク事故で亡くなった佐野(我が家・坪倉由幸)の解剖を依頼する。
佐野の死因は、長時間労働による過労・バイク修理時のミス(事故死)・病院の見落としによる病死のいずれかが考えらる。しかし、検査結果や勤務先の工場での劣悪な労働環境などが浮き彫りとなり「過労」の線が濃厚に。
致命傷となった怪我は、バイク事故よりも30日も前に負っていた可能性も浮上した。
■大人たちの隠蔽工作
佐野には貯金もなく、バイクの任意保険も切れていたうえに生命保険にも加入していなかったことから、残された妻と2人の子供のために、なんとか会社からお金を搾取したい夏代。
月に100時間を裕に超える残業があったことは事実なのだが、佐野が働いていた話題のスイーツ「しあわせのはちみつケーキ」の製造工場では、従業員たちのタイムカードは定時で打刻されている。
工場長の口を割らせようにも「残業なんてさせていない」の一点張り。そんな様子に佐野の息子は悔しさと絶望感を滲ませる中、工場長までもが過労で倒れてしまう…。