消費者や時代に柔軟に対応 日本酒ファンを増やした『上善如水』の開発秘話

水のように飲みやすく、女性にも喜ばれる『上善如水』。その開発秘話を聞いた。

■常に前進する気持ちで

白瀧酒造

『上善如水』も、じつは発売年から毎年タイプが変わっている。純米吟醸ではじめ、香りがより感じられるようにアル添の吟醸に変わり、2009年に純米吟醸に戻った。

各時代のお客様の嗜好に対応していたらそうなったという高橋社長。つまり年代によってタイプが異なる。 最近の炭酸人気も即反応し、生まれた『上善如水スパークリング』はさらに新しいファン層が増えた。

これからも『上善如水』は、その時代の若い人たちが最初に飲む「入門酒的な存在でありたい」という気持ちは、社長を始め、社員一同、心に常に持っている。


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■水のような存在になりたい

白瀧酒造


高橋蔵元:最近は、食中酒で楽しんでいただきたく軽いテイストかつ旨味も増やしました。まだまだ変化する。これが『上善如水』です。


多くの人に気軽に飲んでもらえるような形を色々提案するためにも、私たちは水のような柔軟さを持ち、水のように自由に形を変えながらも本質を変えず、謙虚な気持ちで携わりたい。水は万物に恵みを与える存在。そんな水のような存在になりたいですね。


いつも心に水を感じていること。 まさにこれこそ上善水の如し。若者に支持される商品を生みだす秘密はその心意気にあるのだろう。 蔵元が進めるお酒を紹介しよう。

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