学校は嫌なら行かなくていい? 「それより生きて欲しい」と大人の声

つらい思いをして学校に通っている子供たちは、どのような行動をするべきだろうか。

2018/02/01 05:00

( takasuu/iStock/Thinkstock)

定期的にニュースになる、子供の自殺。原因の大半は学校での人間関係やいじめである。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「学校について」の調査を実施。

「学校は嫌なら行かなくてもいいと思う」と答えた人は、全体で49.4%。意見は真っ二つに分かれている。


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■死ぬくらいなら

「死ぬくらいなら、行かないほうがいい」(30代・男性)


不登校の是非について話すときに、よく言われる言葉だ。

嫌で仕方がない学校に通い続けた結果、命を絶つ選択をしてしまう子供がいる。ニュースで聞く度に、胸を締めつけられる思いをしている人も多いだろう。

ただ不登校の子供は「本当は行かなければ」との思いを抱きながら、毎日を過ごしているケースも多い。そんな子にとっては、「行かなくてもいい」が重荷になることも。

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■子育て世代の夫婦で考えの違いも

20代から30代の子育て世代では、男女間で考え方の違いが見られる。

学校に行かなくてもいい性年代別グラフ

夫婦が考え方の違いで揉めると、子供にとってもさらに居場所がなくなってしまうことにも。

「先の人生を考えると、学校に行かないのはやはり不安。基礎学力さえもついてないと、社会に出たときに困るだろうし」(20代・男性)


学校には行かなくてもいいが、社会との繋がりは必要だとの声も。

「学校以外の居場所があれば、気持ちが塞ぎ込むのを少しは防げると思う」(20代・女性)


学校に行かない後ろめたさから外出を嫌う子もおり、家族が現状を受け入れてあげることが重要だろう。


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■とにかく生きて欲しい

非リア充の人たちは、6割以上と高い割合になっている。

学校に行かなくてもいい傾向別グラフ

自分の学生時代と重ね合わせて、考えている人も多い。

「表面的ないじめがなくても、集団行動が苦手でスクールカーストの最底辺にいると、学校に行きたくなくなるのは当然のこと。


僕は我慢して通ったけど、学校で過ごす時間が苦痛で仕方がなかった。精神的にも追い詰められていたし、いい思い出なんてない。とにかく嫌なら逃げて、生きて欲しい」(30代・男性)


考え方はそれぞれに違っても、「生きて欲しい」は大人たちの共通した意見である。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月02日
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)

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