「待機児童なんか一人もいない」 自民党・杉田氏の発言に批判殺到
「待機児童なんて一人もいない」杉田水脈衆議院議員のツイートが波紋。
■補足するも再度炎上
こういった批判を受け、杉田議員は「日本の施策には子供の視点が抜けているのではないかということ」とツイートし、深夜には「子供の成長に何がいいのか? 一番わかるのはお母さんですよね?」と補足した。
また「私はゼロ歳児クラス(実質は1歳)から保育所にあずけてました」と語った。
批判やその他色々あると思いますが、私が常々思っているのは、日本の施策には子供の視点が抜けているのではないかということ。全て親の視点ばかり。働きやすいとかそうでないとか。子供の気持ちとか成長とか度外視してる。本当にそれでいいの?
— 杉田 水脈 (@miosugita) January 24, 2018
なんだか皆さん、とても難しく考えていらっしゃる。私が児童館で子育て支援してた時のお母さん達もそうでしたが。子供の成長に何がいいのか?一番わかるのはお母さんですよね?例えば夜は9時までに寝たほうがいいとか添加物の多い食事はやめた方がいいとか。本当はとても簡単な事
— 杉田 水脈 (@miosugita) January 24, 2018
しかしこれらの発言についても、「子供を育てるのは母親の役目」という価値観の押し付けととる意見も多く、「親が子を思う心と待機児童問題をゴッチャにするな」「別にわかるのはお母さんじゃなくてもいい。なんでお母さんじゃなきゃいけないの?」と、批判が寄せられた。
■「一理あると思う」の声も
激しい批判が相次ぐ一方、杉田議員に共感する声もあがっている。
女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』の意見を抜粋すると…
・親が共働きだったから杉田さんのいってる事は良く解る 解るけど親の立場だと違うよね この問題難しい
・でも実際になんで預けんの? って親いるからなあ。それを真に受けて変な風に動いている行政も税金の無駄使いだし…
・首都圏で働きたい親のエゴで、一理あると思うけどな
■待機児童問題は改善している?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,354名に「待機児童問題」についての意識調査をしたところ、「改善している」と回答したのは全体の1割。
「改善していない」は約4割、「どちらとも言えない」が5割を超える結果となった。世間は、問題の解決をしていないとの印象を抱いているようだ。
「子供目線での施策が必要」との意見そのものについては納得する声があがりながらも、その他の言葉選びや価値観に批判が集まった今回の一件。「子供といたくても働かなければいけない」と悩む親にとっては「無神経な発言」と思われるのも仕方がないのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)