「待機児童なんか一人もいない」 自民党・杉田氏の発言に批判殺到

「待機児童なんて一人もいない」杉田水脈衆議院議員のツイートが波紋。

■補足するも再度炎上

こういった批判を受け、杉田議員は「日本の施策には子供の視点が抜けているのではないかということ」とツイートし、深夜には「子供の成長に何がいいのか? 一番わかるのはお母さんですよね?」と補足した。

また「私はゼロ歳児クラス(実質は1歳)から保育所にあずけてました」と語った。


しかしこれらの発言についても、「子供を育てるのは母親の役目」という価値観の押し付けととる意見も多く、「親が子を思う心と待機児童問題をゴッチャにするな」「別にわかるのはお母さんじゃなくてもいい。なんでお母さんじゃなきゃいけないの?」と、批判が寄せられた。


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■「一理あると思う」の声も

激しい批判が相次ぐ一方、杉田議員に共感する声もあがっている。

女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』の意見を抜粋すると…

・親が共働きだったから杉田さんのいってる事は良く解る 解るけど親の立場だと違うよね この問題難しい


・でも実際になんで預けんの? って親いるからなあ。それを真に受けて変な風に動いている行政も税金の無駄使いだし…


・首都圏で働きたい親のエゴで、一理あると思うけどな


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■待機児童問題は改善している?

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,354名に「待機児童問題」についての意識調査をしたところ、「改善している」と回答したのは全体の1割。

「改善していない」は約4割、「どちらとも言えない」が5割を超える結果となった。世間は、問題の解決をしていないとの印象を抱いているようだ。


「子供目線での施策が必要」との意見そのものについては納得する声があがりながらも、その他の言葉選びや価値観に批判が集まった今回の一件。「子供といたくても働かなければいけない」と悩む親にとっては「無神経な発言」と思われるのも仕方がないのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)

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