社会問題化する「煽り運転」 経験の有無を聞くと意外な結果に

昨今社会問題化している危険な煽り運転。経験の有無を聞いてみると…

2018/01/25 06:00

(chombosan/iStock/Thinkstock)

昨今「煽り運転」が社会問題化している。昨年6月、東名高速道路で発生した事故以降、各地で被害報告が寄せられているのだ。ほとんどのドライバーは、安全運転を心がけていると思われるのだが…。

危険な煽り運転を受けた経験を持つ人は、実際どのくらいいるのだろうか?


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■煽り運転をされたことがある?

そこで、しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,328名に、煽り運転について調査を実施。

結果、「煽り運転をされたことがある」と答えた人は、35.0%。さすがにこの割合は、高いと言わざるをえない。

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■性年代別に見ると…

煽り運転をされたことがある人を、性年代別に見てみよう。

年代、性別で経験にはっきりと違いがあるのだ。

全体的に中高年男性の割合が高く、50代は56.1%があると回答。一方、女性は経験者が少なく、60代女性は13.5%しか存在していない。

若い世代で都心部在住では運転機会が少ない傾向や、年代が高めだと、男性のほうが免許を持っていたり、ハンドルを握る機会が多かったりすることも要因の1つだろうが、それでもかなりの差がある。

女性のほうが「煽られやすい」イメージがあるが、調査結果を見るかぎり、男性のほうが経験者が多いのだ。


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■地域別では?

さらに経験者を地域別で見てみると…。

もっとも多かったのは北関東。2位には東海地区が入り、以下東北・北海道と続く。

高速道路を利用する機会が多い可能性も考えられるが、じつは西日本よりも東日本のほうが、煽り運転を受けやすい環境のようだ。


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■経験者の声は?

一度、煽り運転に追いかけられたという、30代男性に話を聞いてみた。

「前を走っていたワゴンがハザードを出し止まったので、避けて通ろうとしたら、突然方向転換しようとしてぶつかりそうになった。思わず『馬鹿野郎』と怒鳴ってしまい…そうしたら車で追いかけてきた。


身の危険を感じて逃げ続けると、どこまでも追いかけてくる。さらに、車間距離をつめたり、クラクションを鳴らしてきたり、かなり怖かった。


こちらも怒鳴ってしまって申し訳ないが、さすがに怖かったです」


ハンドルを握っていると、どうしてもイライラする場面はあるだろう。

しかし、それを他人にぶつけて煽ることは、危険行為だ。心に余裕を持ち、譲り合う精神で運転したい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)

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