本家超えのラーメン二郎インスパイア店はあるのか? 調査3回目『さぶ郎』
具材重量が現在インスパイア店1位を記録
二郎インスパイア店と言われるお店は、都内だけでも本家二郎の10倍以上の店舗数はあるだろうか。
それだけの店舗数があれば、どこかに本家超えのうまいラーメンを提供している店があるはず。第3回目に調査するのは汐留にある人気店「らうめん さぶ郎」。
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■オシャレでクラシカルな雰囲気
汐留駅から徒歩5分。汐留シオサイト5区イタリア街のオシャレスポットにある「らうめん さぶ郎」。オープンの11:00に一番乗りで到着。
看板もオシャレでクラシックな雰囲気で、二郎感はまったく感じない。ラーメンは醤油、味噌、塩より選ぶことができ、豚の枚数で値段が変わるようだ。
今回はベーシックな醤油豚2枚(700円・税込み)を注文。
麺の硬さ、脂、野菜、ニンニク等お好みでカスタマイズできるのは二郎と同じ。それに加えて、さぶ郎では、タマネギを入れるかどうかも選択できるのは嬉しいポイント。
すべてマシマシでと注文したのだが、店主から「相当多いですよ!」と念押しされた。いったどのぐらいの量が盛られているのか…。
着丼したラーメンは、山のように盛られた圧巻の量。しかし、丁寧な盛り付けに、どこか上品さを感じるビジュアルで神々しく美しい。
■計測不能の3kgオーバー
ラーメンの量を計測してみると…。
「EEEE」との表示。計測不能!!!! 取り分け用のどんぶりをお借りし、再度計測したところ3,568.1g(器あり)と判明。
一見さんでマシマシを注文する際は、相当な覚悟が必要だろう。
■気になるその味は…
スープは濁っているように見えるのだが、レンゲですくってみると黄金色で意外にも優しい味わい。二郎ほどのクセはない。しかし、背脂・ニンニクを多めに汁に溶かすと、二郎そのもの!
麺は中太ストレート麺。艶やかでツルツル食感が二郎とは異なる感じ。
野菜はクタ系で見た目以上に重め。
後半はさすがにきつくなってくるのだが、トッピングした玉ねぎのシャキシャキした軽い食感に、食欲もちょっとだけ回復。
肝心の豚はパサの部分とプルの部分が程よいバランスで、ホッロホロッの神域。すべてが興奮仕様で野猿の次に美味しいと感じた「ひばりが丘店」の二郎に匹敵するほどの完成度。
胃袋に至福の状態で詰め込み、完食。麺を何度も持ち上げていたのでクタクタになり、ほぼ白目。
最後に再度計測したところ、1,876gであったため具材重量は1,692.1gと記録更新。
■評価
今回の評価は
・二郎度 ★★★★
・量 1,692.1g
・総合 ★★★★★
※5点満点
量、味ともに二郎に近しく、インスパイア系の中では暫定1位に。ジロリアンでも満足できる一杯なのは間違いないので、ぜひ訪れてみてほしい。
【らうめん さぶ郎 】
場所:東京都港区東新橋2-6-5
定休日:曜、祝日
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(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)