「プロになって後悔は一つもない」内村航平 コーチに「引き出しやがった」
プロの体操選手として活躍する内村航平が、明光義塾のイベントに登場。そんな彼と、佐藤コーチのエピソードとは?
■勉強は…?
明光義塾は、個別指導が売りの学習塾。3歳から体操をしていた内村は、勉強との両立が大変で「高校時代はわけがわからなかった」そう。
それでも、「体操をがんばってると、勉強も自ずと集中できた」んだとか。さらに、まさかの「勉強にもゾーンがある」発言。
「のめり込むと『ゾーンに入る』とよく言うじゃないですか。勉強でも、たまにあったんですよね。まぁ、テスト前に限って、ですけど。ゾーンに入ると、テストの点がいいみたいなのはありましたね」
しかし、残念ながら、「勉強に関してはコントロールできなかった」そう。
■視野が広がる
プロに転向して、こうしたイベント出演が増えている内村。
「今までよりも視野が広がって。体操以外の部分から体操に繋がるものを得られている感じがあるので、すごく人間としても一回り成長できたと思います。
体操選手としては…怪我もあって、今は耐えどきだと思うんですけど。それでも、いろんななことに挑戦して、さらに飛躍できそうな気がしているので。
プロになって、後悔していることは一つもないです」
と、力強く語る。
■佐藤コーチとの絆
内村の肩書きが「ヘッドコーチ」であるように、コーチングがテーマの明光義塾。自身のコーチである、佐藤コーチとのエピソードを問われた内村は、
「プロになって初戦ですね、全日本選手権の予選であんまり良くなくて…初日が終わって、(佐藤コーチから)『まぁ、別に僕は予想してましたけどね』って言われて。そこから決勝では本来の力が出せたので、あのときはすごく、引き出しやがったなと思いましたね。
さらっとした一言が、僕の眠っていたものを引き起こしてくれて。それは年齢が近いっていうのと、信頼しきってないとできないことだと思いますね」
そんな佐藤コーチと、二人三脚でがんばっているそう。
「佐藤(コーチ)にしっかり力を引き出してもらって、今年もいい結果を残せるように、がんばっていきたいなと思っています」と語る内村。
2018年も、素敵な演技を見せてくれることを期待したい!
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)