1月の第2月曜日になった「成人の日」 1月15日に戻してほしい人は…
かつては1月15日だった成人の日。戻すべきだと思うか聞いてみたところ…
1月8日は成人の日。『国民の祝日に関する法律』によると、同日は「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日とされている。
誰もが経験する成人の日だが、2000年以前と以降では大きな違いが。「ハッピーマンデー制度」の導入で、1月15日から「1月の第2月曜日」に変更されたのだ。
今ではすっかり定着した感があるものの、「元に戻すべきだ」という声も根強い。
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■成人の日は1月15日に戻すべき?
しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,344名に、成人の日について調査を実施。
結果、「1月15日に戻してほしい」と回答した人は、39.5%。「1月の第2月曜日で良い」と考えている人のほうが多いのだ。
■年齢別ではっきりとした意識の差
「成人の日を1月15日に戻してほしい」と答えた人を年齢別で見ると、はっきりとした傾向が。
20代は16.9%なのに対し、60代は52.8%が「戻してほしい」と回答。1月15日の成人の日に慣れ親しんた期間が長い人ほど、回帰を願っている。
■それぞれの意見は…
1月15日に戻してほしい人と現行を望む人。それぞれに意見を聞いた。
<1月15日に戻してほしい人>
「日本の休日は、それぞれに理由があって定められた日付。それを月曜日に移行して3連休にしようという政策は、愚策と感じています。
1月15日は元々『元服の儀』が行なわれていた日。その名残で『成人の日』となったわけですから、歴史を大事にする意味でも戻してほしい。
それに、1月の第2月曜日は年末年始休み空けすぐで、『また連休かよ』という感じ。このタイミングでの3連休は要らないと思う」(50代・男性)
<そのままでいい人>
「いまさら1月15日に戻しても仕方がないと思う。子供たちは『1月の第2月曜日』という認識なのですから、変える必要はないでしょう。
むしろ戻すほうが、システムの変更など調整することが増え、混乱するのではないかと思います」(30代・男性)
戻してほしい人の意見もうなずけるものだが、若者に浸透していることやシステムへの影響を考えると、やはり現行のままがいいのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)