今代司酒造「錦鯉ボトルの日本酒」はなぜ生まれた? 今と昔、人と人を結ぶ酒の力とは

新潟市・沼垂地区で、新社長のもと注目を集める『今代司酒造』を取材。

①『今代司《錦鯉》』

今代司酒造

衝撃的とも言える錦鯉ボトルで話題を集め、グッドデザイン賞ほか世界の名だたるデザイン賞を受賞した。

かつて酒蔵も酒屋も水で薄めた酒を出し、利ざやを稼ぐことが横行して、金魚でも泳げるような「金魚酒」と揶揄された時代に、それをせず「今代司は『金魚酒』ならず 威風堂々たる『錦鯉』」と評価された誇りを体現している。

真っ白で中の見えないボトル同様、先入観なく飲んで欲しいと、スペックは必要最低限の公開。魚たちが泳ぐ清らかな川を思い起こさせる味わい。実は、錦鯉の模様、緋盤にもちょっと仕掛けが………。


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②『木桶仕込み純米大吟醸 今代司』

今代司酒造

半世紀前までは当たり前だった木桶で仕込みを行い、全量五百万石を使用、水はもちろん越後菅名岳の天然水、と自然に立ち返り、かつての人たちも味わったであろうという味を求めた酒。

ほんのりと杉の香りも楽しめ人気急上昇中だ。見ての通り、ラベルに使用されているのは経木。一枚一枚丁寧に手貼りされている。


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③『今代司《IMA 牡蠣のための日本酒》』

今代司

シャブリのようにすっきりとしていて、牡蠣料理に絶対合う日本酒を、というコンセプトで開発を続け、4年目にしてやっと完成を見た。

が、じつは取材時もまだ最終段階だった。 アルコール度数12%と低めの設定で、酸味の効いた味はワインを思わせるが、敢えて日本酒王道の造りの中で見つけた、牡蠣に合う直球の日本酒。

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(取材・文/Sirabee編集部

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