米どころ新発田で米作りから 料理に寄り添う日々の定番酒にこだわる酒蔵『金升』

歴史を感じさせる蔵の佇まいも魅力的な、新潟県新発田市の蔵元だ。

■日本酒の「コト」を楽しむ場を創造

金升

金升酒造を訪れると、1930年に建てられた蔵が奥行きをなし、かつて新発田藩主の御菜園だった中庭では木々が四季折々の表情を見せていた。

髙橋社長は「そんな蔵のレトロな風情をゆっくりと味わってもらえたら」と、週末には蔦の絡まる蔵の一部を改装した「蔵カフェ」をオープン。

金升酒造の酒や麹の甘酒、スウィーツやおつまみなどを提供するほか、地元の産品の販売などを通して、蔵のある佇まいを開放している。

この他にも、スウィーツやシェリー酒とのコラボレーションイベントを催したり蔵開きを行ったりと、さまざまな“コト”の提案を行っている。酒蔵を舞台に広がる交流の場に蔵元が馳せる想いは、ただひとつ。

日本酒文化に触れてほしいという願いだ。


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■蔵の佇まいを感じてもらえる場を演出したい

金升


髙橋社長:現在地に蔵を移転したのは、1930年。三代目蔵元の髙橋耘平(うんぺい)が、水がよく、良質な米が育まれる地を求めてのことでした。


私たちはこの恵まれた環境を活かし、真摯に酒造りに取り組むのはもちろんのこと、歴史ある蔵の佇まいの魅力を知っていただくべく、さまざまな取り組みを通して足を運んでいただける蔵を目指して参ります。


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①『金升 朱(あか)ラベル』