2018お年玉 今冬の大人達、財布の紐は去年と比べて固い?
お年玉を渡す予定や人数について、調査を実施した
もういくつ寝るとお正月。誰でも子供の頃はお正月を待ち遠しく思い、今年はいくらもらえるかなど、お年玉を楽しみにしていた人は多いだろう。
しかし、自分がお年玉をあげる立場になった今では、お正月前にお年玉用の資金を確保しておくことは、なかなか大変。年明け早々の出費で、ため息をついてしまうことも。
そこで編集部では、全国20~60代の男女1,353名を対象に、お年玉を渡す予定や、渡す人数について調査を実施した。
■お年玉を何人に渡す?
お年玉を何人の子供に渡すか訪ねたところ、「0人」と答えた割合は55.9%。しらべぇが昨年実施した同様の調査と比較すると、渡さない人の割合は1ポイントの微増となった。
また、「1人」「2人」と回答した人の割合は増え、「3人」「10人以上」と答えた人が減っている。渡す人数は減少している傾向が見えてくる。
また、地域別では、東海・近畿・中国地方でお年玉をあげる率が他のエリアよりも高くなっていた。
■年収とお年玉の関係
年収毎にお年玉を渡す予定があるかどうかを比較すると、全体平均44.1%に対して、年収300万未満では38.2%と6ポイント近く下回っており、年収額が高くなるにつれて、渡す割合も増えている。
国税庁が発表した「平成28年分民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均給与所得は約420万円で、このあたりが半数に達する分岐点といえそう。
アベノミクスで景気回復の声をよく聞くようになっても、一般家庭の懐はなかなか回復していないように思える。
せっかく渡したお年玉だけに、金銭感覚を学ぶいい機会として、有意義に使ってほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)