園児の声が「うるさい」と訴えた男性の敗訴が確定 「苦痛な気持ちもわかる」と賛否両論
園児たちの声が「うるさい」と訴えた男性の敗訴が確定。ネット上ではさまざまな議論が繰り広げられている。
■「つらい気持ちもわかってほしい」の声も
しかし一方で、子供の声が不快な人がいるのも事実。夜勤明けに家で寝ている人にとっても、子供の高い声が耳に響くという人もいる。ネット上でも、敗訴したことには納得しつつも、男性の気持ちに共感する声がみられた。
また本件は、もともと男性が住んでいた場所に、あとから保育園が建てられていた。そのため、男性には問題回避のしようがないと同情する声もあがっている。
・敗訴は妥当な判断だと思うけれど、日常的にうるさいと感じてしまったら、確かに苦痛な気持ちもわかる
・保育園を建てることは反対しない。でも近所には病気の人や夜勤の人もいるから、音が聞こえないように防音してほしい
・自分は平気だと思ってたけど、近くに住むとたしかにうるさい。運動会の時期とかは頻度も多いし、歌っているときもうるさい。日常的にその声を聞いている人にとってはつらいという気持ちもわかってほしい
・保育園の後から入居した人が言うのなら論外だけど、もともと住んでいたところに保育園ができたと思うと、たしかに気持ちもわかる。実際に近所で住んでいない人は正論とか綺麗事しか言わないけど
■「自宅近くに保育園」反対が2割
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,358名に「自宅近くに保育園ができること」について調査したところ、全体のおよそ2割が「反対」と回答している。
20〜30代の男性、20〜50代の女性の2割を超える結果に。とくに女性の場合は男性にくらべて、日中に在宅している割合は多いため、男性たちよりもリアルな現状を知っているだろう。だからこその「反対」といえるかもしれない。
ネット上のコメントの中には「日本の未来を担う子供たちだから見守ってほしい」という声もある。たしかに、子供たちにとって住みやすい世の中になるべきと考える人は多いだろう。
とはいえ、子供たちの声を許容できない人がいるのもまた事実であり、両者が納得するのは難しいのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)