コンビニで買ったものを道端で… 変わりゆく食事マナーに批判の声も
「行儀が悪い」の声があっても、若い世代では…。
観光地での楽しみのひとつに、食べ歩きがある。しかし同じことをオフィス街ですると、行儀が悪いと思う人が出てくるのが不思議な話である。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査を行なった。
「コンビニで買ったものを道端で食べ、食事を済ますことがある」と答えた人は、全体で26.7%と少数に。多くの人は、家や会社などの室内で食べているようだ。
■女性からは批判的な声
性年代別で見ると、30代以上では男性のほうが多い結果になっている。
女性にとって、外で食事をする行為ははしたないとのイメージがあるようだ。
「外で食べ物を食べるのは、行儀が悪いと思う」（40代・女性）
また、食べるものによるとの意見も。
「まだコンビニのチキンくらいまでは理解もするけど、カップラーメンとかになるとさすがに引いてしまう」（30代・女性）
■20代女性は容認派も
唯一20代だけは、男女間の差がほとんどない。むしろ、わずかだが女性のほうが多いくらいだ。
「通勤中、歩きながらパンを食べて、朝食を済ませることがある」（20代・女性）
年上の人たちが快く思わないことは、理解しているようだ。
「個人的には、それほど恥ずかしい行為には思わない。ただ、年上の人には批判的な意見も多いだろうから、人気のないところを選ぶ」（20代・女性）
■コンビニは忙しい人の味方
忙しいビジネスマンにとっては、移動しながら食べられるのはありがたいという。
「食事の時間を取れないほど忙しいときには、コンビニでおにぎりを買って、それを食べながら移動する」（30代・男性）
肉体労働者がコンビニの前で、食事をしている姿はよく見られる。
「現場で働く兄ちゃんたちがよくコンビニ前でラーメンを食べてるけど、彼らは休憩中、食べる場所がないから仕方ないんじゃないかな。体力も使うだろうから、しっかりと食べたいだろうし」（40代・男性）
コンビニが、これだけ普及した現在。食事に対する価値観も、年代によって大きく変化している。
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（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,328名 （有効回答数)
