『陸王』今夜プレ最終回 小原が御園に接近し、こはぜ屋さらにピンチに?

大ヒット中のドラマ『陸王』。こはぜ屋の奮闘を際立たせるピエール瀧、小藪一豊らの悪役・ヒールっぷりはお見事。

陸王
(画像提供:(C)TBS『陸王』)

今夜21時から、TBS系ドラマ『日曜劇場 陸王』の第9話が放送される。10話で終了なので、今夜の放送が最終回の手前、いわゆる「プレ最終回」だ。

いよいよ物語も終盤を迎えつつある本作。見どころをチェックしていこう。


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■これまでの『陸王』

本作は埼玉県行田市で100年以上続きながらも倒産の危機に瀕している足袋業者「こはぜ屋」が、復活をかけてオリジナルランニングシューズ「陸王」の開発に挑む物語。主人公の宮沢紘一を役所広司が演じている。

まったくノウハウのない状態からスタートした足袋作りは、正岡あけみ(阿川佐和子)ら職人の技術と、飯山(寺尾聰)が開発した特殊素材「シルクレイ」のソールへの導入で、少しずつ理想に近づいている状況。

宮沢の熱意は周囲に波及し、シューフィッターの村野(市川右團次)や埼玉中央銀行行田支店の銀行員・大橋(馬場徹)など、当初はライバル企業にいたり、敵対関係にあった人物も巻き込んでいくことに。

しかし、「タチバナラッセル」に裏切られ、アトランティス社にアッパー素材を奪われるという新たな苦難も。さらに頼みの綱であった「シルクレイ製造機」が故障し、1億円が必要になるが銀行に追加融資を断られる。

そんな中、「フェリックス社」が買収に名乗りを上げている。

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■第9話のあらすじをチェック

終盤に差し掛かってもピンチの連続で、視聴者を少しも安心させてくれない本作。今夜放送の第9話のあらすじを確認すると……

「陸王」に欠かせないソールを製造するシルクレイ製造機が故障し、生産再開に必要な1億円の目途が立たず窮地に追い込まれた宮沢社長(役所広司)と「こはぜ屋」。


そんなときに降って湧いた、米国企業「フェリックス」御園社長(松岡修造)からの買収案に悩む宮沢だが、こはぜ屋の従業員たちの間でも意見が分かれていた。


「こはぜ屋が人の手に渡ってもいいのか?」と大地(山﨑賢人)が心配すると、あけみ(阿川佐和子)は買収には断固反対と泣きながら訴える。従業員の士気は下がる一方で、日々の足袋造りにも影響が出始めてしまう。


陸王の供給がストップしてしまった茂木(竹内涼真)は、「アトランティスのRIIを履いてくれれば、ダイワ食品陸上部を資金面でも支援する」という小原(ピエール瀧)の言葉に、本意ではないがRIIを履くことを決意。東日本チャンピオンズカップで好成績を出せたら、豊橋国際マラソンの出場を認めてほしいと、城戸監督(音尾琢真)へ願い出た。


様々な想いが交錯する中、御園は「自社のことを知ってほしい」と、宮沢を釣りへと誘う。焚き木の火を囲み身の上話を語り出す御園…、そんな御園に宮沢は…。


ひととき、仕事を離れて宮沢と心を通わせた御園だったが、ある日、小原から会食へと誘われる。果たして、小原の目的とは……!?


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■悪役が様になりすぎるピエール瀧

「水戸黄門的」「時代劇的」とも評される本作では、「こはぜ屋」の面々の奮闘っぷりを際立たせるのに一役も二役も買っているのが、「アトランティス社」の小原(ピエール瀧)および佐山(小藪一豊)だろう。

わかりやすく嫌らしい彼らの悪役演技は、架空の作品であるにも関わらず本当に嫌いになってしまいそうなクオリティで、ネット上でも賞賛の声が目立つ。

そんな「ヒール」な小原が、今度は松岡修造演じる御園社長に近づくようだ。小原だけに、なにか企んでいるのは間違いないが、はたしてどんな裏取引なのか。

その動きによっては「こはぜ屋」がさらにピンチになりそうだが、いかに。今夜の放送を楽しみに待ちたい。

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(文/しらべぇドラマ班・Sirabee編集部

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