成長した羽生が謎を暴く? 『刑事ゆがみ』最終回の演技合戦にも期待

浅野忠信・神木隆之介のバディに加え、稲森いずみ、山本美月、オダギリジョーの演技巧者たちが…

■力量差はあるが確かな成長も

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

第6話では、父親を亡くしている少女・星月光希(新井美羽)に同情した羽生は、祖父・亘(辻萬長)が「犯人であってほしくない」という感情から、真相への目が曇ってしまう。

しかし、被害者であるIT企業家・貝取勝平(新田真剣佑)を刺した真犯人は、光希自身だった。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

少年法のために逮捕されない光希を社会的に抹殺ようと、罠を仕掛けた貝取に怒りをぶつける羽生だが、切なすぎる想いで犯行におよんだ光希には、かける言葉が見つからない。

一方、弓神はこっそり光希を屋上に連れ出し、秘めていた心の叫びを吐き出させるなど、刑事としても、人としても、まだまだ羽生がおよばない力量差を感じさせた。


(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

第8話では、キララ(久松郁実)たちキャバ嬢からチヤホヤされ、調子に乗りまくっただけでなく、酔って猿渡愛実(市川由衣)に童貞どころか「キス…もしたことない」告白までしてしまう羽生。

また、弓神に操られるだけでなく、係長の菅能(稲森いずみ)から「あいつを乗りこなすようになったら、羽生。きっとまた、株が上がっちゃうよなぁ…」と囁かれ、完全に「乗りこなされる」場面も。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

しかし、愛実の死を早々に事故で処理しようとし、弓神から「目を覚ますのはお前だろ?」と、説教されると開眼。

菅能に急かされても仕上げてあった報告書を隠し、羽生自身の捜査で真相に迫っただけでなく、弓神張りのハッタリと話術を駆使し、見事に真犯人の資産家・沼田徹(小林隆)の自供を引き出した。


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■弓神の秘密を暴くのは羽生か?

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

振り回されながらも、刑事としての弓神のすごさを感じ、信頼している面もある羽生だが、第9話ではその言動を怪しみ、尾行したことから、死んだはずの横島不二実(オダギリジョー)と会う姿を目撃。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

その横島が映ったはずのドライブレコーダーの映像を消したのも弓神であると気づき、菅能と共に「ロイコ事件」で弓神が何らかの偽装や隠蔽を行なっていたことにも、辿り着いてしまう。

弓神が羽生に告げた「立派に成長してくれて嬉しいよ」という言葉は、それらを問い詰めた言葉を認める一方で、弓神自身が抱えてきた秘密を暴くのは、バディである羽生だと感じているように思える。


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■演技合戦への期待

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

第7話では、弓神・羽生のバディだけではなく、多々木挙男(仁科貴)や町尾守(橋本淳)と共に、うきよ署強行犯係のチームとして事件を解決する場面もあり、弓神が逃走するという事態に、チーム総力戦となる可能性も。

また、本作は豪華ゲストを出演する前の回が始まるより先に発表してきたが、最終回のゲストは今のところ予告されておらず、連続回ということで事件に関連する新たなゲストは登場しないことも想定される。

深まった謎に興味を掻き立てられる中、新たな登場人物はむしろいないほうが、じっくりストーリーを堪能できる面もあるだろう。

公式サイトの最終回「あらすじ」によると、横島は犯行を続けようとしており、弓神か羽生が狙われているという。横島と直接接点のある弓神はともかく、羽生までターゲットになる理由は見当たらず、ここもかなり気になるところだ。


そしてストーリーだけでなく、期待が高まるのは、巧者揃いのキャスト陣が繰り広げる演技合戦。

いつもと違う様子を見せる弓神、記憶を取り戻したヒズミ(山本美月)、未だ謎の多い横島と、真相に迫る羽生や菅能らが、どうぶつかり合うのか――。

これまで多くのファンを魅了してきた繊細な心理描写が、全ての謎が明らかになる際にも繰り広げられることは間違いなく、それぞれが感情をぶつけ合うシーンへの見応えは、想像するだけでもワクワクする。

『刑事ゆがみ』の最終回、贅沢なメインキャストたちが魅せる、演技の数々にも注目だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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