「寿命」が売り買いできるとしたら? 「ボケて生きるより…」の声

もし、自分の命を1年単位で売買できたら…いくらもらう?いくら払う?

(kazoka30/iStock/Thinkstock)

もしも命がお金で売買できるとしたら。

いくら積まれたら、自分の「寿命」を他人に譲るだろうか。いくら払って、自分の「寿命」を延ばすだろうか。


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■もしも1年を売るなら…

そこで、しらべぇ編集部では全国20代〜60代の男女1,354名を対象に「寿命」について調査を実施。

1年分を売るとしたら? の問いには、「売りたくない」が半数以上に。

「売ってもいい」と答えている人でも、20.0%は1億円、14.8%は1,000万円と軒並み高額だ。

「1億円なら、ちょっと心が動くかも。これから先、死ぬまで働かなくていいし。それでも、死ぬときに『本当だったら、あと1年生きられたんだよなあ…』って後悔しそう」(40代・男性)


「母親を看取りましたが、ボケた状態で生きるのって、本人も周囲も、ものすごく辛い。ああいう風に長生きするくらいなら、残りの命を全部売って、子供にお金を残してサクっと…と思わなくもない」(50代・女性)

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■逆に、買うとしたら?

では、逆に1年分買えるとしたら、いくら払えるのだろうか。

やはり最も多かったのは、「買いたくない」の声。64.8%と、6割以上の人が寿命を延ばすことに積極的ではないのだ。買いたい人でも、一番多くて100万円と安めの金額。売るなら高く、買うなら安く、なのだろうか。

「もし、不慮の事故にあったりしたら、『あと1年でいい! いくらでも払う!!』と思うかもしれないけれど。今のうちから買っておきたいとかは思わないなあ」(20代・男性)


特に女性は、男性よりも10ポイント以上も「買いたくない」と回答している。

「今、女性の平均寿命が87歳じゃないですか。そこまで長生きしたら、1年増えても変わらない気がするんですよね。お金を払ってまで、これ以上増やしたい…とは思えないです」(60代・女性)


「もう子供も成人したし、増やす意味はないかなと。寿命だったんだな、と受け入れます」(50代・女性)


自分の命をお金に変える…そんなことは「考えることすらありえない」のかも。

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(文/しらべぇ編集部・たつき あつこ

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