集団の中にいても存在感がない…おとなしい人をどう思う?
消極的で自己主張をしないのは、悪いこと? 集団の中でおとなしい人に関する調査を実施した結果…
どこのクラスでも控えめでおとなしい人が、一人はいたのではないだろうか。学校だけでなく、社会に出てからも同じ職場やコミュニティなど、おとなしい人と接点を持つことがある。
おとなしい人は、周囲と距離を置きがちで、他人とあまり関わりを持たない印象があるため、心理がイマイチわかりにくく、接しづらいなぁと感じている人もいるだろう。
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■集団の中でおとなしい人をどう思う?
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,354名を対象に、集団の中でおとなしい人をどう思うか、調査を実施した。
結果、「共感する」は18.2%、「理解はできる」は57.6%と、合わせると4人中3人で、「違和感がある」と答えたのは16.2%、「おかしいと思う」は8.0%となっている。
男女別では大きな差がなかったが、年代別では、20代で「共感する」と回答した人は32.3%と3割を超える一方、60代では8.1%と1割以下に。
年代が高くなるほど割合が低くなっており、歳を重ねるほど、おとなしい性格に共感できる人が減っている。これはライフステージが変化する中で、「おとなしさ」を克服する人が多いのかもしれない。
■おとなしい性格は悪いことではない
おとなしい人は、話が苦手でも、自分の意見を求められたら、ちゃんと意思が伝えられるように努めておくだけで、印象は変わるだろう。
おとなしさが原因で、感情表現が苦手、声が小さい、存在感がない…など、悪いイメージに取られてしまうことが多い。
しかし、おとなしい性格は、必ずしも悪いことではない。寡黙さと真面目さはアピールポイントになり、沈着冷静で落ち着きがあり、集団の中で和を乱すことも少なそう。
ただ、寡黙過ぎるとネガティブな印象を持たれてしまうケースもあるので、注意したいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)