「ここでしか生きてこなかった」 香取慎吾たちのアイドル論に感涙の声
元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演の『72時間ホンネテレビ』。3人がそれぞれアイドル論を語った。
元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が出演の『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)。その中で、堺正章と卓を囲みホンネでトークする企画が放送された。
そこで語られた3人のアイドル論が話題になっている。
■「いつまで経ってもその人のアイドル」
堺は3人に「アイドルという言葉に、今はどんな気持ちをもっていますか?」と問いかけた。
稲垣はアイドルについて「ごくわずかな人間にしか与えられない称号」としながらも、「人間味むき出しでやってきたことが支持されてきた」と自分たちの成功の理由を明かす。解散した現在でも「グループ名がないと考えると、アイドルと自分で言っていいのか」と悩みながら、「見てる方がアイドルと思ってくださるならば、いつまで経ってもその人のアイドルだと思う」と語った。
一方で草彅は、アイドルと呼ばれることに喜びを感じる反面、役者としての仕事に支障をきたすこともあると語る。視聴者の中には「どうせアイドルなんだから芝居なんてできないでしょ?」と烙印を押す人もいるようだ。
そういった声に草彅は「(テレビに)映った1秒でも0.1秒でも、そこに懸けている思いは役者さんにも負けてないぞ」という気持ちで臨んでいるという。アイドルでありながら、アイドルという肩書きと戦うこともあるようだ。
さらに、同番組をきっかけに「面と向かって自分はアイドルなのか問われると、いまの僕は違うのかなとちょっと思う」と自問自答していることも明かした。
■「ここでしか生きてこなかった」
「僕はアイドルです」と香取。続けて「僕は小学生の頃からここ(芸能界)にいるんで、ここでしか生きてこなかった」とこれまでの人生を振り返る。アイドルという言葉については「象徴」とし、そこに年齢は関係ないと持論を述べた。
「それってつらくない? いつまでもアイドルだって言われることは」と問いかける堺に、香取は「100人、10人、1人の応援してくれる人がいなかったら、僕は生きていけないですから。その人が1人でもアイドルだと思っている以上は、象徴でいつづけたい」と本音を明かした。