北の歓楽街すすきの『香州』 餃子の皮の弾力がハンパじゃない
北海道札幌市の中華料理屋「香州」のギョウザが激ウマ…。
2017/11/04 11:00
記者は、餃子番組に出場するほどのマニアだ。これまでも、しらべぇで複数の餃子レビュー記事を執筆してきた。
本記事からは「亜希子の餃子まみれ」と題し、本格的に餃子について連載していきたいと思う。この企画を通じ、本当は人に教えたくない名店の数々を紹介していくので、お付き合いいただければ幸いだ。
記念すべき第1回は、北海道随一の歓楽街・すすきのにある、絶品餃子を提供するお店「香州」(かしゅう)。
同店は札幌の中華料理店の草分け的存在で、60年近い歴史がある。
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■衝撃の弾力
「やきギョウザ」(1皿6個/660円※写真は2人前)は、こんがりとした焼き目を付けて運ばれてくる。皿の中心部に置かれた、専用タレと洋辛子をつけて食べるのが香州流。
小皿に移して眺めると均整がとれたヒダが美しく、限界までぎっしり詰められた餡のボリュームに驚く。
特筆すべきは、手作りの皮の厚みと弾力。断面を確認したところ厚みは2ミリほど。噛み切れないほどもっちりとした歯ごたえだ。
焼き目はカリッと香ばしいのに、皮の側面は柔らかい。カリッとサクッとモチっと…1つの餃子で食感がコロコロ変化して楽しい。
餡の味も繊細だ。細切り野菜の甘みが餡から滲み出て、その後、肉汁がじゅわっと溢れる。酢が配合されているため酸味の効いたタレが肉汁とよく絡み、互いの旨味を引き立たせている。
1個が比較的大きいサイズだが、あっさりとした旨みなので、女性も1皿軽く食べられるだろう。
■上品なスープに浮かぶのは…
ネギの旨みたっぷりのスープに浮かび上がるのは、「水ギョウザ」(1皿660円)。
焼餃子同様、皮は厚みと弾力が凄い。箸で中心部を刺そうとしても、抵抗が凄い。
スープに上品な味付けがされているため、醤油は不要。
モチモチの皮がスープの旨味を吸い上げて、シャキシャキとした野菜の歯ごたえとマッチする。
■見た目も美しい蒸しギョウザ
エビ蒸しギョウザ(3個/480円)は、半透明の皮に餡が包まれており、下にキャベツが敷かれている姿が鮮やか。
焼餃子や水餃子に比べ小ぶりなサイズだが、粗挽きエビの食感がプリプリとしており、充分な満足感が得られる。
ギョウザだけでなく、エビチリやチンジャオロースもおいしい店。北海道に立ち寄る機会があれば、ぜひ行ってみて欲しい。
「中華料理 香州」
味:★★★ コスパ:★★☆ 皮:★★★ 餡:★★☆
【中華料理 香州 (かしゅう) 】
場所:北海道札幌市中央区南三条西4丁目
定休日:月曜日
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)