『YOUは何しに日本へ』米国人着物バイヤー姉妹が高野山で涙した理由
高野山で運命の出来事が姉妹に。
2017/10/31 12:00
■米国最大の中古着物会社を経営
米国の中古着物会社は8〜9社ほどで、中でも最も規模が大きいのが姉妹の経営する会社だそう。まずは着物仕入れのため、繊維専門店が60店舗以上ある日暮里へ。
着物の中でも普段着にあたる、同じ模様が全体に描かれた「小紋(こもん)」が米国で売れ筋のようだ。
姉妹は、ロリータファッションの上に着たり、男性が女性用の着物をロングコートのように作り直したり、ミニスカ風にアレンジしたりと、新たな着方を提案している。
Twitter上でも着物のアレンジを評価するつぶやきが多い。
羽織をジャケット風にしたやつめちゃくちゃよいな#youは何しに日本へ
— ナオママ@Nymの飼い猫 (@o_aki_1224) October 30, 2017
https://twitter.com/eriq000/status/924943679441158144
■高野山で涙する姉妹
和歌山・高野山に訪れる姉妹は、入り口にある大門で突如感動し、涙を見せる場面も。
今から30年前、姉妹の父が日本土産でプレゼントしてくれた着物の魅力に取り憑かれ、着物の会社を経営することが夢となった。
独学で知識を身に付けていた矢先、妹が病気を患い歩行困難になってしまい、夢を一度諦めることに。
7年間のリハビリを経て回復したが、会社設立の夢を諦めきれず、着物の情報収集をするため来日した際に、高野山で運命の出来事が起きた。