『コウノドリ』リアルな「産後うつ」描写に絶賛の嵐 四宮の対応に反響も
担当していた患者が「産後うつ」により自死してしまった…サクラたちの辛い過去が明らかに
生命誕生の奇跡と、医師と患者の葛藤を描く、TBS系ドラマ『コウノドリ』。
27日放送の第3話では「産後うつ」の問題を扱った、かなりシリアスな内容に。今期の序盤よりサクラ(綾野剛)が度々読み返していた、手紙の送り主との関係性もついに明らかとなった。
■「産後うつ」で患者が自死
出産前から仕事復帰に目を向けていた、キャリアウーマンの佐野彩加(高橋メアリージュン)。しかし、子供に心臓疾患が見つかり、なかなか仕事復帰が叶わない彼女に心の疲れが見え始める。
そんな彩加の異変に、サクラはある患者のことが頭をよぎっていた。それは、サクラに退院後の生活について「幸せです」と手紙につづっていた、三浦という女性。
彼女は産後うつに陥り、誰からの救いの手も差し伸べられないまま、わが子を残して自ら命を断ってしまったのだった。サクラは、医師として彼女を救えなかったと、後悔に苛まれていた。
■同僚と患者に寄り添う四宮
三浦のことを思い返し、目に涙を浮かべるサクラ。同じく産科医という立場で患者の死と向き合った四宮は「いい加減にしろ」と切り出すと、「前を向けよ、お前が大丈夫じゃないだろ」とそっとサクラの肩に手をやる。
家族に連絡を取るなど、彩加のサポート方法を模索するペルソナメンバーたち。そんな中、彩加は職場の後輩から復帰後に元のポジションに戻れなくなったことを知らされ、自暴自棄に。
その夜、彩加の娘が病院の受付に置き去りにされているとの連絡が入り、緊迫した空気が流れる。病院の屋上から、今まさに飛び降りようとしていた彩加を真っ先に見つけたのは、四宮だった。
四宮は彩加に「今あなたを引き止めているのは俺のわがまま」としたうえで、「治療すれば治る」ことを訴えた。「治療」という思いもしなかった言葉に、彩加は差し出された四宮の手を取り、一命をとりとめた。