会計時の悩み 「1万円を使うのは迷惑?」に飲食店員が回答
千円札がなくなると、お店にとってはつらい。
釣り銭が多く発生するお金の出し方は、お店に負担をかける。コンビニなどでは「千円札が不足しております。ご協力ください」などの張り紙があるところも多い。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,349名「少額の買い物で1万円を出すのに抵抗がある」かどうかの調査を行なった。
■1万円札を出すのに抵抗がある人が多い
「自分もそうだ」、「共感する」、「理解はできる」と答えた人を合わせると84.7%で、買い物で1万円札を使うのに申し訳ないと認識をしている人はとても多い。
しかし、どんなに悪いと思っても、財布に1万円札しかなければ仕方がないだろう。
「1,000円を超えないような買い物なのに、財布に1万円しかなかったときは謝りながら渡す」(40代・女性)
■「1万円入ります」がつらい
飲食店で1万円札を出したときに、「1万円、入ります!」と大きな声で言われた経験がある人は多いだろう。
「『1万円入りまーす!』なんて大声で言われたら、『なんか、ごめんなさい…』って気分になる」(30代・女性)
「1万円入ります」と言うルールは、釣り銭の間違いやトラブルを防ぐためにある。店側の都合なのだが、あまりに主張されると「嫌がられているのではないか」と思ってしまうようだ。
■お店は1万円使用客をどう思うのか
1万円札を使う客を、店側はどう思っているのだろうか。飲食店で勤務をした経験のある40代女性は、次のように語る。
「お客さんが多く来店しそうな日は、レジの釣り銭も千円札を多めに用意しています。しかし、思った以上に1万円を使うお客さんが多いと、足りなくなることもしばしば。近所のお店に両替をお願いするなどして、なんとか乗り切るって感じです」
1万円札を使うお客さんは、あまり歓迎されていないのだろうか。
「釣り銭に余裕があるときには、1万円札でもまったく気にならないです。だんだんと千円札が少なくなってきたときには、やっぱり焦りますね。
でも対応できないのはお店の問題なので、お客さんが悪いとは思いません」
財布に細かいお金があるなら協力をし、それ以上は客が気を遣うことでもなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,349名 (有効回答数)
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