衝撃のルームシェア事情 「好きじゃない異性」と同棲する人々
赤の他人と一緒に住むこと。しかも異性。あなたは出来ますか?
2017/10/22 16:00
1組の異性がひとつ屋根の下で暮らす場合、恋人同士や夫婦といった関係性がいちばん自然だろう。
だが、世の中には「恋愛感情のない異性とも自宅をシェアできる」という人たちもいるらしい。
■男性のほうが容認派多数?
しらべぇ編集部では、全国20代〜60代までの男女1,336名を対象に「恋愛対象ではない異性とルームシェアするのは、アリだと思うか?」調査を実施。
その結果、36.5%の人が「YES」と回答。性年代別にみると
30代男性に割合がもっとも高く、48.1%と約5割の男性が「異性とのルームシェア」に対して理解を示している結果に。この年代は、結婚市場ど真ん中。
本来は気がある者同士で生活を共にしたいと考える人が多そうだが、中には「1人で住むのも寂しいが 、恋人ほど距離が近いのも面倒だ」と考える男性もいるのだろうか。
編集部では、過去ルームシェアしていたという人や、現在も「パートナーではない異性と住んでいる」という人たちから話を聞いた。
■ドラマに出てくるような豪邸に…
「10年ほど前、『ルームシェアメイト募集』というネット上の掲示板を見かけました。健全なものから怪しいものまでピンキリですが、その中に立地条件が良くて、家賃が手頃な案件があり、面談希望の連絡してみることに。
当日、一軒家に訪れると出てきたのは温和そうな紳士。 絵画や彫刻、グランドピアノや広大な庭がある屋敷のなかに、1人で住んでいました。
数年前に奥さんと死別し部屋を持て余しているため、自分以外の誰かがいても良さそうだと思い募集したとのこと。家主は非常に優しく、派遣業で収入の不安定な私を、時々ランチに誘ってくれたり。
もちろん、まったく男女の関係はありません。私に彼氏ができれば応援してくれて、非常に良い関係が続きました。今では、私は結婚してその家を出ていますが、出産後も、その男性に子供の顔を見せに行ったりしています。
大切な親戚が1人増えた感じですね。当時から、周囲に『ほんとに大丈夫?』と警戒されましたが…。他人で、なおかつ男女だからこそ、遠慮ができたり、適切な距離を保つこともあると思います」 (30歳・主婦・女性)
■彼女の代わりに急募
「付き合っていた彼女と急に別れることになり、突如、部屋が空いてしまいました。寂しいし誰かいてもいいかな…と思っていたとき、知人づてに『部屋を探している女性がいる』と。 会ってみたときの印象も悪くなかったので、一緒に住んでみることに。
お互いを干渉しない距離感での共同生活が始まり、それでも疲れて帰ってきたときには、深夜一緒に晩酌を楽しむことができる気楽な関係です。
自分は仕事が忙しくてあまり家にいませんし、神経質なほうではないので、向いているようです。もし、どちらかにパートナーが出来たら、その時どうするか考えることにしています」(34歳・男性・広告代理店勤務)
■ 性的トラブルのケースも…
「親と揉め、半ば実家を飛び出す形でルームシェアの部屋を見つけました。知人の紹介で、相手は30代後半のバツイチの男性。はじめは優しい家主でしたが徐々に神経質さを見せ、細かいことで注意してきたり、態度を豹変させるようになって。
さらにある日、私がお風呂に入っているさりげなく覗いてきて、他の日には、私の部屋をそっと空けて寝顔を覗いてきました…。リビングを歩くと、男性の視線が完全に『性的な目』に変わっていると感じることもあり、恐怖を感じるように。
男女のシェアだしそういうことも起こりうるだろう…と覚悟はしていましたが、実際体験してみると『男女が一緒に住むことへの限界』を感じました。
今はそこを飛び出し、安いアパートに1人で住んでいます。相手がどういう人なのか、よく知らないでシェアすると、ホラー映画みたいなことも起きるんですね…」(25歳・女性・アルバイト)
「他人の男女」という不思議な距離感で、良い共同生活ができるかどうかはケースによって異なるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・瀬戸内レモン)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代〜60代までの男女1,336名に調査
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