妊娠中にガン発覚…医師と患者と家族の「命の選択」に反響『コウノドリ』
妊娠中に子宮全摘出を要する「子宮頸部腺ガン」が発覚。サクラや家族が出した決断は…
初回から視聴者を感動の渦に巻き込んだ、TBS系金曜ドラマ『コウノドリ』。
20日放送の第2話では妊娠中に進行性のガンが発覚し、究極の「命の選択」を迫られる医師と患者、その家族の葛藤が描かれた。
■子宮全摘出を要する「子宮頸部腺ガン」の発覚
サクラ(綾野剛)が担当する妊婦・久保佐和子(土村芳)に、子宮頸部腺ガンが見つかる。
ガンの進行はとても早く、早期の治療開始が求められるため「赤ちゃんを諦める」ことも視野に。
まだお腹の中で成長しきれていない赤ちゃんをどの段階で産むのか…非常に難しい判断を迫られる。
出産時期についてはサクラと、同じく産科医の四宮(星野源)で意見が対立。
サクラは「お母さんに赤ちゃんを育ててほしい」との強い思いから、四宮が提案した32週よりも4週間も早い28週での出産を検討していた。
■「一緒に頑張ろう」夫婦とサクラの決断
ガン治療のための手術では「子宮の全摘出が必要である」と告げられた佐和子。
様々な不安から、夫(福士誠治)に「離婚してもいいよ」や「自分より赤ちゃんを優先してほしい」などとこぼす場面も。
しかし、夫は妻のガン、未成熟児として生まれてくる我が子を全て受け止める覚悟を打ち明け、久保夫婦はサクラが提案した28週での出産を決断。
佐和子とペルソナチームの健闘により、帝王切開とガン手術は成功。小さな赤ちゃんにも異常は見られず、術後の佐和子の検査結果も良好だった。
周産期センター長の今橋(大森南朋)は久保夫婦に
「ちょっと早く生まれちゃったけど、赤ちゃんがご家族と一緒に生きていくために、この誕生日を選んだんです」
と、声をかけた。
■「命の決断」に反響
インターネット上では、サクラや久保夫婦の大きな決断や、そこに至るまでの、それぞれの立場での葛藤の様子に、大きな反響が寄せられている。
TBS『コウノドリ』第2話
命に関する選択問題は結果論でしかないのかもしれない。でもドラマを見ることで僕たちは改めて「自分だったらどうするか」と考えることができるし、希望を待つことができる。泣けた、ということは誰かの痛みを自分のこととして考えられたということ。素晴らしいドラマ。
— 歌広場 淳 (@junjunmjgirly) October 20, 2017
https://twitter.com/dokuko_nemu/status/921582210922168320
切迫早産で3ヶ月入院したのち34週で息子を出産。NICUに1ヶ月半通いました。2008gの息子の隣には888gと1500gの赤ちゃんが。14年経って偶然にも3人とも同じ部活をしていて、試合会場で顔を合わせています。みんな元気に成長している姿を見ると嬉しくなります😊#コウノドリ
— ✩.*˚ま ゆ✩⃛∗*゚ (@maro_ma_yu) October 20, 2017
おはよう。
昨日のコウノドリも考えさせられた。
うちの娘➀は、まさに子宮頸がんの予防接種を受ける世代。無料接種を受けさせようと思った矢先、ひどい副反応のニュース。私は受けさせないと決めた。昨日の小松さんの意見と同じ。ただ、検診だけはちゃんと受けさせる。我が家の場合。#コウノドリ— のりぞう (@norizo1106) October 21, 2017
子宮頸ガンはワクチンの接種で予防できるガンであることから、改めて子宮頸がんワクチンについての感心が高まっているようだ。
一方で、重篤な副作用の症例も報告されているため、様々な意見があげられている。
第3話では、川栄李奈とゴールデンボンバーの喜屋武豊が夫婦役で登場。どんな仕上がりになっているのか、早くも話題となっている。
また、産後うつが懸念される佐野彩加(高橋メアリージュン)がどうなってしまうのか…次回、第3話の放送を心待ちにしたい。
《これまでに配信した『コウノドリ』記事一覧はこちら》
・合わせて読みたい→音のない出産、仕事と育児の葛藤… 『コウノドリ』初回から賞賛と涙