最後の悪あがき? 健康診断前のダイエットに励む30代男女
記録に残る健康診断では、わずかでも少ない体重にしたい。
学校や会社では、定期的に健康診断が行なわれる。健康診断の中でも人々を悩ませるのが、体重測定だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の健康診断を受けたことがある男女1,100人に「ダイエットについて」調査を実施。
「健康診断の前にダイエットをしたことがある」と答えた人は全体で28.0%と、一定数はいることが判明した。
■女性はやはり体重に敏感で
性年代別では、どの年代でも女性のほうが多くなっている。
やはり女性は、自分の体重に敏感なのだ。
「記録として残るから、わずかでも落としておきたい」(20代・女性)
「会社が指定している病院は、廊下で体重を測定する。周囲に見られるのが怖いし、1度、看護師に体重を読み上げられたことも。それから、健康診断前は食事制限するようになった」(30代・女性)
■体型の変化が気になる30代
男女ともに、30代が一番多くなっている。体型の変化が気になる年頃なので、なんとかしたいと日頃から思ってはいるのだろう。
「お腹が出てきたのが気になるけど、結局なにもしないまま健康診断が近づく。数日前だけあっさりした食事を選んでも、体重への影響はほとんどなし」(30代・男性)
しかし40代では、男女ともに割合が少なくなるのだ。
「もう、体重なんてあきらめてる。健康診断ではいつも、医者から注意されてるけど」(40代・男性)
■定期検診がない職業は健康意識が重要
職業別では、会社員と公務員が多い。一方で商工サービス自営では、2割を切る少なさだ。
会社に努めていれば、定期的に健康診断がある。しかし自営業では、自分で健康を意識するしかない。
個人事業主の男性は、自主的に健康診断を受けているという。
「体を壊して仕事ができないと大変なことになるから、健康診断やインフルエンザの予防接種などを積極的に受けるようにしている」(30代・男性)
短い期間で急激に痩せるのは、体に良くない。日頃から健康診断を意識すればいいのだが、なかなか難しいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の健康診断を受けたことがある男女1,100名 (有効回答数)
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