ハロウィン日本に定着も今年は平日開催…盛り上がりはどうなる?
ハロウィンイベントに対して、どんな印象か調査を実施。ハロウィンが好きだと答えた割合は…
10月31日はハロウィン。日本でも年々大きな盛り上がり見せ、街中やお店では、デコレーションや雑貨コーナーほか大きな展開を見かけるようになった。遊園地・テーマパークのイベントや、仮装パーティーに出かける人も多いだろう。
そこで、しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,354名を対象に、ハロウィンイベントに対して、どんな印象を持っているのか調査を実施した。
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■ハロウィンは好き?
「大好き」と回答した人は4.7%。「まあまあ好き」は21.4%で、全体の4人に1人がハロウィン好きであると判明した。
男女別で「大好き」「まあまあ好き」と回答したのは、男性が21.0%に対し、女性は男性よりも10ポイント高い31.1%を示し、女性が好む行事であることがうかがえる。
また、年代別では20代にハロウィン好きが多く、20代女性の「大好き」が11.2%、「まあまあ好き」が38.1%。ほぼ半数が好きと回答した反面、年代が上がるとともにハロウィン好きは減少している。
反対に、「あまり好きではない」40.3%、「嫌い」33.6%の声を合わせると7割以上を占める。ただし、昨年の調査では、ハロウィンが嫌いと回答した人は35.7%。2ポイントではあるが、ハロウィン嫌いが減っている傾向も。
ただ、騒音や翌日のゴミのほか、商業施設のトイレを占拠するといった、マナーの悪さも引き続き問題になっており、まだまだ嫌いな人が多い要因のひとつとなっているようだ。
■意外な年収別での数字
年収別では、1,000万未満までは年収に比例してハロウィン好きが多い傾向があり、700万以上~1,000万未満で、最も高い35.5%。しかし、1,000万以上になると10ポイント以上低下し、25.0%まで落ち込む。
ハロウィンが本格的に日本で広がり始めたのは、ディズニーランドのイベントや川崎市内のパレードが初めて行われた1997年ごろとされている。
ここ数年で、渋谷のスクランブル交差点やセンター街を中心に広く仮装した人が多く集まるなど、急激に人気が高まっている。
経済効果では、バレンタインデーを超えたとされており、今後、クリスマスと同様に家族や友人と楽しめる年中行事のひとつとして、加えられることは間違いなさそう。
ただし、一昨年はハロウィンが土曜日だったことも、盛り上がりに拍車を掛けた一方で、昨年は月曜日だったため、若干落ち着いた様子や前日などへの分散化傾向が見られた。
今年も31日は、平日の火曜日。ハロウィン当日、街の様子がどうなるのか、前週末に前倒して集まるのかなども注目したい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)
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