喋るだけの青春『セトウツミ』に歌広場淳が「なんか…ヤバい…」

昨年映画化もされた『セトウツミ』が、内海役・高杉真宙、瀬戸役・葉山奨之でテレビドラマ化

((C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会)

昨年7月に公開され、池松壮亮・菅田将暉の主演でスマッシュヒットした映画『セトウツミ』。

川べりで「“喋るだけ”の青春」が、内海想役・高杉真宙、瀬戸小吉役・葉山奨之でテレビドラマ化。昨日13日深夜0時52分より、その第1話がテレビ東京系で放送された。


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■コミック・映画の世界観のまま

原作は『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中、此元和津也氏の同名人気コミックだ。

寡黙でクールで博識な高校二年生。友達が少なく部活もやらない。塾までの空き時間を河原で過ごしている内海。

社交的でお調子者の高校二年生。先輩とのいざこざでサッカー部を退部。暇を持て余して内海と出会った瀬戸。

正反対のキャラクターを持つ2人が、“暇つぶし”という1点で互いの利害関係が一致し、単なるおしゃべりのような、ボケとツッコミのような――「この川で暇をつぶすだけの、そんな青春があってもええんちゃうか」という、ユルっとした世界観が繰り広げられる。

寛いだ状態で、ツッコミを入れながら見たくなる作風だけに、週末の深夜、テレビドラマで観られるのは、かなりぴったり。

キャストも、クールな内海想に高杉真宙、お調子者の瀬戸小吉に葉山奨之は、ビジュアル的にもしっかりハマっている印象だ。

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■金爆・歌広場淳も反応

ドラマ初回ということで、内海と瀬戸の出会いから始まるかと思いきや、「挨拶代わり」に河原の“定位置”からスタート。原作や映画のファンは、これだけでちょっとニヤっとしてしまう。

しかし、事前のインプットがなかった人は、漫才と勘違いも。

こんなコメントが出てるのは、それだけ2人の間合いが良かった証拠と言えそう。

そして、タイムラインでは、ジワりまくるファンがネタに反応。

https://twitter.com/dragonflame802/status/918870260240998400

https://twitter.com/MilkyBlue07/status/918870689800536065

そんな中、人気ビジュアル系エアーバンド、ゴールデンボンバーの歌広場淳が…

このツイートに、ファンが共感したり、映画や原作コミックをオススメしたりなど、思わぬハレーションも起きたもよう。


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■映画や原作を「おかわり」したくなる

映画版の池松壮亮が演じた内海、菅田将暉が演じた瀬戸と、比較するコメントも少なくなかったが、

ドラマバージョンを評価する声も多かった。

次週の予告やあらすじを観ると、「アメとムチ」のネタが展開されるようだが、これは映画でも使われたネタ。

原作や映画との比較に晒される中で、映画と同じネタをチョイスするのは、勇気が必要だと感じる。特に、このドラマの脚本は映画版の脚色を担当した宮崎大氏でもあるだけに、「ドラマは、別のネタで」というのも、きっと考えたはずだ。

もちろん、映像化に向いているネタの傾向や、原作で人気の高いネタ――というチョイスもあるだろう。

しかし、あえて同じネタをぶつけるところに、制作陣の自信や心意気を感じるし、実際に原作や映画を「おかわりしたくなった」人も多く、勝負に成功している感が強い。


とはいえ、難しいことを考えず、一週間がんばって心身ともに疲れた金曜日の深夜、ニヤニヤしたり、ツッコミを入れたりしながら、リラックスして観られる『セトウツミ』。

テレビの前で「ジワるー」と声に出しながら、楽しむのが正解だ。

【ドラマ25『セトウツミ』】
放送日時:毎週金曜 深夜0時52分より放送
原作:此元和津也(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
主演:高杉真宙、葉山奨之
出演:清原果耶、森永悠希、片山友希 ほか
脚本:宮崎大
監督:瀬田なつき、坂下雄一郎、杉田満
制作:テレビ東京/ブロードメディア・スタジオ
製作著作:「セトウツミ」製作委員会

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(文/しらべぇ編集部・くはたみほ

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Sirabee編集部

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