男性専用車両が導入されたら使う?通勤・通学利用者の考えは…
電車内の痴漢冤罪に関する報道の多い昨今、男性専用車両が導入されたら使うかどうか調査を実施。結果は…
電車内で痴漢をしたと言われ、線路を走って逃げた男性など、痴漢に関するニュースをよく目にする。痴漢に間違われる不安を抱く男性は多く、痴漢の冤罪事件に巻き込まれると、とても厄介なことも話題になっている。
しらべぇの調査では、痴漢をされたことがある女性の割合は6割近く、泥沼化しているようにもみえる痴漢問題だが、近年は「男性専用車両」の導入を求める声も出ている。
実際、通勤・通学に電車を使う男性は、男性専用車両が導入されたら、どのくらいの人が利用したいと考えているのだろうか?
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■男性専用車両が導入されたら利用したい?
しらべぇ編集部では、全国20~60代の通勤・通学に電車を使う男性242名を対象に、調査を実施した。
男性専用車両が導入されたら利用したいと思うと答えたのは、47.9%。半数近くが実現を待ち望んでいるようだ。
また、エリア別では、東京都民の中で利用したいと考えている人が43.8%に対し、神奈川県民は58.8%と15ポイントも高い。都心部でも通勤距離の長さなどによって、関東の中でも利用したいと考える率が大きく異なっている。
なお、近畿地方では38.3%と、全体平均より9ポイント低い。
■痴漢を減らす取り組みも
男性専用車両導入されれば、冤罪防止効果への期待はされるが、男女混在する車両がある以上は、大きな効果が出るのか――といった点では疑問が残る。
JRや地下鉄では、車内での痴漢や犯罪行為の防止に役立てるため、都内を中心に車両に監視カメラを導入を発表。
山手線では、ステッカーを掲出することで、カメラが作動中であることを乗客に知らせるとしている。
監視カメラの設置により、痴漢の抑止効果があり、冤罪事件の減少にも繋がることに期待したい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:通勤・通学に電車を使う全国の20代~60代男性242名(有効回答数)
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