不倫に暴言…相次ぐ国会議員の不祥事 国民はその「報酬の高さ」に怒り
今井絵理子議員や山尾志桜里議員など、不倫問題などが批判される国会議員。その報酬の高さにも…
今井絵理子衆議院議員の不倫や、そのお相手とされた橋本健元神戸市議の政務活動費不正受給問題、豊田真由子議員のパワハラ…政治家の不祥事が相次いでいる。
さらには、待機児童解消に尽力しているイメージがあった、山尾志桜里議員の不倫疑惑も。
国会議員の報酬が国民の税金であることを考えると、批判を受けても仕方ないだけでなく、一部のネット民からは、今井・山尾両氏への議員辞職を求める声もある。
そんな国会議員の報酬は約2,100万円と言われ、その金額は世界有数。しかし、仕事ぶりについては意見の分かれるところだろう。国会中継を見ていると、堂々と居眠りをする議員を見かけるだけでなく、不倫や失言などのスキャンダルも多い。
それならば、高年収である自分たちの議員報酬を下げ、国民にアピールすべきでは――との声が出るのは、当然だろう。
画像をもっと見る
■議員報酬が高すぎると思う?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,348名に国会議員の報酬について調査を実施。
その結果、72.0%が「高すぎるので下げるべきだと思う」と回答した。やはり報酬に、仕事の実績が追いついてないと感じている人が多いようだ。
■怒っている世代は?
「高すぎるので下げるべき」と考えている人を性世代別に見てみると、
男性と比較すると、女性の割合が高いことがわかる。とくに40代以上は、8割が「下げるべき」と回答。中高年女性は国会議員の仕事ぶりについて、憤りを感じているようだ。
■不祥事に厳しい目
30代女性のMさんに聞いてみると…
「国会中継を見ていると寝ている議員もいるし、議論が幼稚。とくに野次を頻繁に飛ばす議員は、不愉快です。
どんなに庶民派といわれる人でも、結局国会議員になると私腹を肥やし、様々な特権を手に入れて保身にしか走らなくなる。庶民の生活が厳しいなかで、ロクに仕事もせず不倫や政務活動費の不正をする国会議員は許せない。それでいて負担ばかり増やされて、腹ただしい気持ちしかない。
少なくとも真面目に仕事をしない議員については、減給処分などをすべきだと思います」
真面目に仕事をしている国会議員も多いはずだが、有権者はここ最近の不祥事続きに厳しい目を向けている。
多くの有権者から、高い議員報酬が「妥当である」といわれるような、仕事ぶりを期待したいのだが…。
・合わせて読みたい→「スピード不倫」報道の橋本市議 妻が婚姻関係破綻を否定 「生活費を大幅に減額も」
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)
・合わせて読みたい→安倍首相、河井夫妻の逮捕受け陳謝 会見終了直前には一悶着も