記念写真に写らなくてもいい人半数超え お父さんは撮影係に
30代の女性は「最近のカメラは写りが良すぎて、シワがはっきり」と敬遠。
スマホのカメラの性能が向上し、手軽にどんな場所でも記念撮影ができるようなった。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「記念写真について」の調査を実施。
その結果「記念写真に自分が写っていなくてもいい」と答えた人は、全体で57.3%と高い割合であった。
■若い世代でも半数が写っていなくていいと解答
性年代別では、男女ともに20代が一番少なくなっている。
InstagramなどのSNSに自撮りをアップしているのは若い世代が中心なので、他の世代より少ないのは納得がいく。
しかしそんな若い世代でも、約半数は記念写真に自分が写っていなくてもいいと思っているのだ。
記念写真に自分が写りたい人からは、次のような意見が。
「自分が写っていない写真なら、ガイドブックに載っている写真を見るのと変わらない気がする。そこに行った記念なら、自分が写っていてこそ価値があると思う」(20代・女性)
一方で、記念撮影に自分が写っていなくてもいい人は、あまり自分に自信がない人も多い。
「自分の顔があんまり好きじゃないから、わざわざ画像で残したいとも思わない」(20代・男性)
■父親は撮影係に
30代から50代の男性では、6割を超える高い割合である。家族ができると、父親の役割に回る人が多いのが理由のひとつだ。
「昔から、お父さんは撮影係って言われている。実際に、うちもそうだし」(30代・男性)
また女性では30代が多くなっているが、技術の進化が影響しているとの声も。
「スマホで撮った画像でさえきれいすぎて、目元のシワとかがしっかりわかる。現実逃避してたのに、現状を突きつけられる感じ」(30代・女性)
■無職は記念撮影をするようなところに行かない
職業別では、専業主婦(夫)が、他に比べて少ない。
父親と違って、母親は家族がそろった写真を撮りたいと思っている人も多い。
「家族での思い出を、写真で残したい」(30代・女性)
また無職・家事手伝いが6割を超え、他よりも多い割合になっているのが印象的だ。無職の中でも引きこもりがちの人は、そもそも記念撮影をするようなところに行かないからだろうか。
韓国や中国からの旅行者を見ると、自分を含めた記念撮影をたくさんしている。写真撮影からでも、お国柄が見えてくるから不思議なものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)
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