メロン畑に除草剤撒かれ6600玉廃棄…担当者が語る周囲の反響とは
北海道・富良野の寺坂農園がメロンの被害をブログで公開。同業者から「ボランティアで手伝うよ」との励ましの手紙届く。
2017/08/04 20:00
■顧客からも励ましの言葉
また、顧客からの反応を尋ねると。
寺坂農園広報:今回の事件についてご存じのお客様が多く、キャンセルを伝えると「大丈夫。がんばってね」と励ましの言葉をいただいています。中には「今回分は寄付でいいよ」とおっしゃるお客様もいます。
しかし、そういうわけにもいかないので、これからの生産物であるトウモロコシを送ろうかと、社内で対応を考えています。
これまで築いてきた顧客との関係もあるのだろうが、温かなリアクションをされることが多いという。
だがその一方で、ネットの反応では、一部困っていることもあるようだ。
■犯人探しはやめて
寺坂農園広報:基本的に優しい声が多くて、嬉しい限りですが、ひとつ気になるのは「犯人探し」をしている人たちでしょうか。警察に任せて発表を待っていただきたい気持ちがあります。
犯人探しのツイートは、そのまま風評被害に繋がる恐れがあります。犯人ではない近隣のかたにとって気分も良くないでしょう。
警察からは「犯人は何人かに絞られた」と話を聞いています。当事者としても「まだ誰が犯人なのか」はわかっていない状況です。警察官の皆様の尽力により犯人が逮捕されることを願うばかりです。
本当に事件解決を願うのであれば、警察の対応を待つのが一番なのだが、ツイッター上では「JAが犯人だ」「近隣農家のやっかみだ」と根も葉もない噂が流れていた。
推測や憶測で噂を流すことは、状況の解決には繋がらないだけでなく、これに関しては、寺坂農園としても心を痛めているという。
事件が解決し、受けたであろう物理的・精神的な被害が、1日でも早く払拭されることを祈りたい。
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