社員を大事にしておけば! ブラック企業の哀れな末路とは
ブラック会社は社員をこき使うことで、繁栄するどころか、悪い方向へ向かうことも。
2017/07/18 05:00
「因果応報」という言葉があるように、社員を大事にしないと、結局のところ苦しむのは会社自身なのかもしれない。
しらべぇ取材班は、「ブラック企業の哀れな末路」を調査してみた。
①社員にきちんと支払っておいたほうが安くすんだのに…
「元社員が通報したのか、労働基準監督署から残業時間減少や定期健康診断を含んだカウンセリングを社員に受けさせるなどの指導が入りました。
会社にとっては、労基に目をつけられて残業はさせられないのでこれまでの仕事量はこなせず、病院とも契約しなければならないのでお金もかかり、かなりの大損失。
最初から社員をこき使わずにしていれば、こんなことにならなかったかもしれませんね」(男性・28歳)
②お客さんはたくさんいるのに、働いてくれる人がいなくて潰れる
「介護の仕事だったんですが、給料は正社員で週6日勤務で手取り13万円、ボーナスはなし、残業代も数時間単位でありましたが賃金は出ませんでした。
『奉仕の精神』『お金のためにやるんじゃない』と言われていましたが、今思えば介護士の優しさや業種につけこんで安い賃金で働かせるブラック企業ですよね。
もちろん人はどんどん辞めていき、誰も長く続かず。結局は、施設に入りたいお客さんはいるのに働き手がいないという状態になり、閉鎖されていました」(女性・26歳)
▪️ブラック会社に勤務している人は…?
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の働く男女747名を対象に「自分が勤めている企業・組織はブラックだと思うか」を調査したところ、男女ともおよそ2割が「ブラックだ」と回答。
こき使われる社員からすると、会社に対してストレスを感じていることだろう。
この悪循環の連鎖は会社の存続にも関わることもあるので、経営者には注意していただきたいところだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名
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