「殺人犯」とのデマに苦悩したスマイリーキクチ 誹謗中傷にさらされた壮絶10年
「女子高生コンクリ詰め殺人事件」の犯人グループとの誹謗中傷に悩まされたスマイリーキクチ。壮絶な10年が話題に…
「ネットに人生を狂わされた」そう語るのはお笑い芸人・スマイリーキクチ(45)。かつて、インターネットによって10年もの間、「殺人犯」というデマに悩まされてきたという。
10日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、その壮絶な10年間を語った。
■「殺人犯」というデタラメ
番組では、俳優・西田敏行(69)について、「違法薬物を使用した」との誹謗中傷をした男女3人が書類送検したことをとりあげた。その中でゲストとして登場したキクチは、自身の経験を明かした。
99年、突如としてインターネットの匿名掲示板に「スマイリーキクチは殺人犯」と誹謗中傷のデマを流されたキクチ。
88年に起こった「女子高生コンクリ詰め殺人事件」の犯人グループのひとりにされたとのこと。しかしこの情報は、犯人らと同世代であること、同じ足立区だったことから出たまったくのデタラメだったという。
■心身ともに追い詰められたキクチ
この誹謗中傷は瞬く間に広がり、キクチに影響をおよぼすように。
番組に出演しても、その後クレームが殺到しテレビへの露出は激減。ついには殺害予告もされるようになり、キクチは神経性胃炎に。精神的にも肉体的にも追い詰められた状態だったという。
警察に相談しても立件が難しいと言われ、捜査が始まるまでに10年の歳月を要した。