ネット上の健康情報を参考にする?怪しいと疑いながら効果を期待

ネット上の健康や医療情報を見て、生活に取り入れるか調査を実施。根拠のない情報が多すぎるとの声も。

2017/07/09 20:00

しらべぇが以前、身体に良い生活を意識しているか調査したところ、51.9%が「意識している」と回答した。

では、健康や医療に関する情報を、どのように得て実践しているのだろうか。

編集部では、全国20~60代の男女1,357名を対象に、ネット上の健康や医療情報に関して調査を実施した。

(sunabesyou/iStock/Thinkstock)

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■ネット上の健康や医療情報を見て実行する?

ネットメディアの記事などで紹介されている健康や医療に関する情報を見て、実行しているか尋ねたところ、「よく実行する」と回答した人は3.9%だった。

「まあまあする」は34.3%。全体の4割近くがネット上の健康に関する情報を指針にして、実際に行動していることが明らかとなった。

男女別では、男性の回答は36.1%。一方、女性は4ポイント高い40.4%。健康や医療情報を積極的に取り入れるのは、女性が多いようだ。

Twitter上では、ネットで得た健康法を実践し、効果を期待する声や、思わぬ弊害があって止めたなどのツイートが見受けられる。

また、ひとつの情報に頼らず、複数のメディアを調べて判断しているとのツイートもあった。

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■根拠のない医学情報が多すぎる

反対に、「あまりしない」(39.1%)、「全くしない」(22.7%)を合わせると61.8%。実行しないと回答した人は6割以上を占める。

根拠のない医学情報が多すぎて信じられないという声や、病院などの機関で情報を得るべきだとの意見もあった。

ネットやメディアで紹介されている健康や医療情報については、怪しいと疑いながらも、健康効果を期待している人が多いようだ。

悪意のある嘘や、間違った内容の拡散など、ネット上の情報はさまざまで、受け手側に選択や判断を委ねられている状況である。

ひとつの情報ソースを真に受けずに、賛否両方の情報から判断していくことが重要だ。また、知識を持つ専門家に聞くのもひとつの方法だろう。

(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)

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小河 貴洋

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