かなりキツイ!対応に苦労した年上部下のマネジメント3選

成果主義で昇格したのはいいけれど、年上の部下をマネジメントするのは苦労が…

(Kavuto/iStock/Thinkstock)

年功序列から成果主義が主流となる中で、上司が必ずしも年上ではなく、部下も必ずしも年下ではないケースが増えている。

先日、「年下の上司の下で働いたことがある」人の割合を調査したが、年下の上司がいるということは、当然ながら「部下が年上」という人も。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,342名を対象に「年上の部下を持ったことがある」人の割合を調査した。


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■意外と多い20代女子

全体では28.7%が「年上の部下を持ったことがある」と回答。男女別では男性が35.8%、女性は21.6%で、男性が14.2ポイント上回った。

しかし、性別・年代別で見てみると

60代男性が半数を超えるのは「年下の上司」と変わらないが、気になるのは20代女性が33.8%で女性の中では、飛び抜けて高い点。

ちなみに、2015年9月4日に施行・公布された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」、通称「女性活躍推進法」での政府目標はあるが、企業における管理職の女性比率はまだまだ低いといわれている。

一方で、課長以上の管理職ではないものの、商品開発などマーケティングの面で、ターゲットとなる若い女性を抜擢するケースは増えており、プロジェクトを任される形で、年上の部下を持つことはありそうだ。

また、年収別データを見てみると

「700万~1000万円未満」が最も多い55.4%、次いで「1000万円以上」も52.8%と半数を超える結果に。

なお、「年下の上司」同様に職種別では、公務員が40.0%と最も高い結果となった。

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■オジさん部下のプライドが…

実際に「年上の部下を持ったことがある」人に、話を聞いた。

「若い社員の多い会社で営業を強化するために、経験豊富な人を積極的に採用しようとなり、50代の営業経験者が数名入社しました。ただし、全員異業種の方だったので、管理職採用ではなく、まずは既存のチームに割り振られる形に。


私自身は年上の部下が初めてではなかったので、最も年長の50代男性がチームに入ることになりました。入社当初は腰も低く、『ここでは新人として、がんばります!』なんて笑っていたのですが…。


異業種というのを差し引いても、営業対応自体にかなり問題があり、かなりサポートに時間を割きましたが、本人もプライドがあるので、なかなか業界のやり方に合わせられず、取引先からも『担当を変えてほしい』と。結局、その時に採用した人のうち、半分は試用期間終了時に、残った人も1年以内に退社。ただただ、大変だった記憶しかありません」(40代・男性)

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