出会い系犯罪などから女性を救う「暗号カクテル」に注目集まる
とある海外の飲食店の女性用トイレにあった張り紙。 卑劣な犯罪から女性を守ろうとするお店の対策に、日本での導入を呼びかける声が広まっている
SNSや出会い系サイトで知り合った異性と、実際に会うこととなったら…?
スマートフォンの普及により、インターネット上で知り合った異性を狙った犯罪が多発している昨今、多方面で様々な対策や呼びかけなどが実施されている。
そんな中、ツイッターに投稿されたある海外の飲食店の女性用トイレにあったという張り紙の画像が、注目を集めている。
■「実在しないカクテル」でSOS
ツイッターユーザーの彼岸さん(@cfpyb315)は、どこかの飲食店の女性用トイレに貼ってあったという張り紙の画像を、ツイッターに投稿した。
https://twitter.com/cfpyb315/status/872483652805902338
「エンジェルショット」というカクテルを注文することで、相手に気づかれることなく店側にSOSのサインを出すことができるというもの。
さらに、そのカクテルの飲み方を指定することで、「タクシーを呼んで」や「警察を呼んで」といった具体的なメッセージを伝えることができる。
「自分の身は自分で守れ」という風潮もある中で、犯罪から女性を守ろうという周りの意識や意思表示も大切なのではないかと、このユーザーは訴えた。
■「日本でも取り入れて!」 ネットで大反響
このツイートは多くの人に拡散され、「日本でも取り入れてほしい」とった声が相次いでいる。
日本のバーにもエンジェルショットほしいね。
— 佐々宝砂 (@pakiene) January 10, 2017
エンジェルショットって何気にかわいい名称だなぁ…
女の子としても頼みやすいオーダーやね— しいなず@雑多 (@417Nazuna) June 8, 2017
エンジェルショット!かっこいい……>RT
— ひつじまる (@hitsujimaru_111) June 8, 2017
「エンジェルショット」という名称は、ツイートの拡散により広く認知されてしまったため、「日本の飲食店が実施する際には、名称を変えて取り入れたほうがよいのでは?」といった意見も。
■出会い系サイトで騙されてしまった人の割合は…?
しらべぇ編集部が全国の出会い系サイトの利用経験のある20~60代男女140名を対象に「出会い系サイトで出会った異性に騙されたことがあるか」調査を実施したところ、各年代に一定数騙された経験者がいると判明。
サイトのプロフィール写真と実物のルックスに大きなギャップがあったという人や、独身と偽る既婚者だったなど、その体験談はさまざま。
初対面の男性を前に、危機感を感じていても何も出来ないという女性は多いはず。卑劣な犯罪を少しでも減らすために、こういった取り組みは日本でも必要なのではないだろうか。
・合わせて読みたい→○○女性は出会い系を活用?探偵に聞いた浮気のリアル
(文/しらべぇ編集部・もやこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の出会い系サイト利用経験者140名(有効回答数)
・合わせて読みたい→4人に1人は「男運ない」一方で早婚志向も 女性の意識はどう変化したのか