救急車まで出動!アレルギーの人が「周囲にされた最低行動」3選
アレルギーのことをちゃんと理解してもらわないと命に関わる可能性も…
2017/05/12 09:00
当事者は苦しい思いをするが、関わりがない人にとっては理解しづらい「アレルギー」。そのため中には、ヒドいことをする人もいるようだ。
しらべぇ取材班は、アレルギーを持っている男女に話を聞いてみた。
①アレルギーを理解していない人に危ない目に遭わされる
「私はさまざまなアレルギーを持っていたんですが、親戚のオバさんは『アレルギーなんて思い込み。親が甘やかすからなる心の病気』とよく言っていました。
大学生の時に、そのオバさんの家で手料理を食べる機会があったんですが。私は強い甲殻アレルギーがあり、彼女も知っているのに、料理の中へエビのすり身を。
知らずに食べて、アナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難になり救急車で運ばれる事態に…。病院のベッドで目が覚めた時に、オバさんから、
『アレルギーは思い込みだから、内緒で食べさせればアレルギーが出ずに“ほら、大丈夫だったでしょ”と言えると思ったんだけどねぇ…』と言われました」(女性・26歳)
②アレルギーにたいして「病気じゃない」と偏見があり、周りの目が冷たい
「私には強い花粉症があります。子供の頃には、目が開けられずにずっと涙が出てしまうなど、学校も休まなければならなかったほどの、重症レベルで…。
大人になってからは少し落ち着きましたが、それでも他の人よりも弱く。それを入社した会社で、周りにも伝えていたんですが、春の時期になると、職場の窓を全開に…。
花粉で涙がボロボロ出ながら、閉めてほしいことを伝えると、いやそうに閉められて、『病気じゃないのにね』『たかだか花粉症で悲劇のヒロインとかウケる』
『こんなに気持ちいい気温なのに、ひとりのせいで窓も開けられない』と聞こえよがしに悪口。アレルギーじゃない人には、大変さを理解してもらえないです」(女性・23歳)
③アレルギーを「好き嫌い」と勘違いされて、周りから叱責される
「僕は甲殻類、豚肉、鶏肉、卵…など、いろいろな食べ物でアレルギーがあります。クラスが低いものもあり、体調によっては食べても平気な時もあるんですが
大丈夫と思って食べても、アレルギー症状が出て苦しむこともあり、極力控えていて。これだけたくさんの食べ物でアレルギーがあるので、当然外食もできず。
職場の飲み会でアレルギーのことを話して料理に手をつけずにいたら、上司からは『20歳も過ぎて好き嫌いするな、子供じゃないんだ』と怒られるし、
先輩からは『ほら、食え』と、唐揚げを口に入れられそうになるし。アレルギーは、好き嫌いで食べられないんではなく、命に関わることを知ってほしいです…」(男性・25歳)
アレルギーの人たちの大変さを理解できる世の中になってほしいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)
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